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09/24  UFC103 -Franklin vs Belfort- 結果と感想 & TOKYO FIVE 

泉は本当に打撃勝負しちゃったよ。立ち技をやっている人への敬意がないのだろうか?柔道をやって半年程度の選手に、「畳の上で柔道勝負だ」とか言われたら、馬鹿にされていると思わないのだろうか?それと、あまり違いはないと思うのだが。

そして前の話だが、ヒューアレさんが、見事ローキックで久々の勝利。これで、UFC復帰できるでしょう。というわけで、遅ればせながらUFC103の結果は以下。

UFC 103 : Franklin vs Belfort
2009年9月19日(土/現地時間) 米国テキサス州ダラス アメリカン・エアライン・センター 
第13試合 メインイベント ライトヘビー級 5分3R
×リッチ・フランクリン
○ビトー・ベウフォート
1R 3'02" TKO (レフェリーストップ:左フック→グラウンドパンチ)

第12試合 ヘビー級 5分3R
×ミルコ・クロコップ
○ジュニオール・“シガーノ”・ドス・サントス
3R 2'00" ギブアップ (ボディへの膝蹴り→スタンドパンチ)

第11試合 ウェルター級 5分3R
○ポール・デイリー
×マーティン・カンプマン
1R 2'31" TKO (レフェリーストップ:スタンドパンチ)

第10試合 ウェルター級 5分3R
○ジョシュ・コスチェック
×フランク・トリッグ
1R 1'25" TKO (レフェリーストップ:右フック→グラウンドパンチ)

第9試合 ライト級 5分3R
○タイソン・グリフィン
×エルメス・フランカ
3R 3'26" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

第8試合 ライト級 5分3R
○エフレイン・エスクデロ
×コール・ミラー
1R 3'36" TKO (レフェリーストップ:右フック→グラウンドパンチ)

第7試合 ミドル級 5分3R
×ドリュー・マクフェデリース
○トーマス・ドロヴァル
2R 1'03" チョークスリーパー

第6試合 ライト級 5分3R
○ジム・ミラー
×スティーブ・ロペス
2R 0'48" TKO (レフェリーストップ:肩の負傷)

第5試合 ライト級 5分3R
○ニック・レンツ
×ハファエロ・オリベイラ
判定3-0 (29-28/29-28/30-27)

第4試合 ウェルター級 5分3R
○リック・ストーリー
×ブライアン・フォスター
2R 1'09" 肩固め

第3試合 ライトヘビー級 5分3R
○エリオット・マーシャル
×ジェイソン・ブリルズ
判定2-1 (30-27/30-27/28-30)

第2試合 ライトヘビー級 5分3R
○ウラジミール・マティシェンコ
×イゴール・ポークラヤック
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)

第1試合 ライト級 5分3R
×ロバート・エマーソン
○ハファエル・ドス・アンジョス
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)



ファイト・オブ・ザ・ナイト
リック・ストーリー vs. ブライアン・フォスター
ノックアウト・オブ・ザ・ナイト
ビトー・ベウフォート
サブミッション・オブ・ザ・ナイト
リック・ストーリー 

各々6万5千ドルのボーナス。ストーリーはアンデウソンさんに次いで、二人目の同時受賞で13万ドルゲット。豪勢な話や。


【フランクリンvsビトー】

お互い慎重な出だし。距離を探りながら、静かにチャンスを狙っている。トップファイター同士のこういう試合は、静から動へと一気にシフトチェンジする事が多々あるが、この試合も唐突にその時間が現れた。フランクリンのパンチへ、ビトーがカウンターから3連打。それは掠める程度のものだが、その後に続けて打った左フックがテンプルを擦る。腰が落ちたフランクリンに、よく見極めたパウンドを打って、ビトーがTKO勝利。

ビトーは「アンデウソンさんは友人だけれど試合はやる」と言い、ダナは上位陣が軒並みアンデウソンさんの餌食になっているミドル級での新風に、ご機嫌で第一コンテンダーに押した。元ブラックハウスであり、現在もLYOTOとトレーニングを積んだりする事もあるビトーだから、LYOTOは難しい立場になってしまったような。


【ミルコvsDサントス】

入場してのDSは落ち着いている。一方、ミルコの入場は、驚くほどに覇気がない……。ナーバスさも感じるけど、それより目が泳いでいるような覇気のなさがキツイ。顔の皺も相まって、まるで老人のように感じる。「ああ、駄目な時のミルコの最上級だ」と、開始前から凹む。リーチは77:73で、サントス上。

オクタゴン内で繰り広げられる、目を覆いたくなるようなミルコの動き。これが、私達を熱狂させたあの男と同一人物なのか?唯一残った遺産は、左ストレートのみ。単発でヒットする事があるので、これだけに希望を込めて、アゴに当たれと願う。願いは空しく、フックから膝、アッパーで目をやられ、戦意喪失しオクタゴンを去った。観客から送られるブーイングの声。

とても悲しいものを観た。


【エフレインvsコール】

TUF5出身で、生き残りは難しいと思われながらも、ここまでUFC4勝1敗と下位グループの中では立派な成績を残しているコール。一方、TUF8で優勝し、是非とも豊作のTUF5組と戦って欲しいと願っていたエフレイン。TUF卒業一発目として、中々味わい深いカードとなった。

試合は、スタンドで進む。リーチの差から、インでエフレイン、アウトでコールといった感じ。途中スラムでブン投げ、レスラーとしての面目躍如のエフレインが、ワンツーから、追って打った右ストレートがドンピシャヒット。倒れたミラーにパウンド追撃で、ラヴィーン止めてTKO。若干早いと思ったが、リプレイ見たら、追撃のパウンド一発目でミラーは飛んでいた。さすが、高速ストッパーのラヴィーン。


【コスvsトリッグ】

悲しいかな、時代は非情に進んでいる。レスラー相手にすると、トリッグが過去の選手という事が如実に現れてしまった。トリッグは、ここで引退かぁ。


【デイリーvsカンプマン】

リーチは76:72でデイリー上。なんとびっくり、カンプマンはデイリー相手に打撃真っ向勝負。うそーん、と声を上げそうになる。案の定、デイリーの左フックがヒットし、ふらつくカンプマンに連打で畳み掛ける。フラフラでも何とか立って耐えるカンプマンに、レフェリーがスタンドのままTKOを告げる。ラヴィーンは、さすがの早さ。会場からは一部ブーイングあるが、正解だと思う。ラヴィーンには早すぎて大失敗の例も幾たびあるけどね。でも選手の安全性を考えたら、いいレフェリーなんだと思う。


【フランカvsタイグリ】

フランカ、超テンション高い入場。なのに、試合が始まるとフランカは全く手を出さない。会場からもブーイングが鳴り響く。何がしたいのか?タイグリのハイスピードなペースに持ち込ませないためなのだろうか?一転して、2Rフランカが積極的に動き出すが、タイグリの打撃にダウンを奪われ、パウンドで失神KO。タイグリが珍しくKOで仕留めた。


【マクフェデvsドロヴァル 】

びっくりした。マクフェデさんが、伝説の「余所見フェイント」を見せる。輪島(笑) しかし、ヒットせず。試合はドロヴァルがチョークで一本。


【ジムvsロペス】

驚きの結末。ロペスが自分で放ったパンチで肩を外してTKO。そして、肩を入れさせずに、そのまま勝者コールまで参加させるUFCの非道ッぷりにも、びっくり。


【マティ師匠vsポークラヤック、アンジョスvsエマーソン、オリベイラvsレンツ、マーシャルvsブリルズ】

師匠も38歳か。師匠の左ストレートみたいなジャブがお見事。アニョス素敵なローで、一方エマーソンは根性見せた。レンツは下からもよくコントロールした。77:71.5と大きいリーチ差でエリオットのアウトボクスに嵌って、相撲を取ってるだけのブリルズだったが、ブリルズ30-28としたジャッジは意味わからん。珍しいドローラウンドでもある。


【ストーリーvsフォスター】

恐ろしい距離で打ち合う両者。フォスターの左ストレートがヒットして、リック効いたか。更にフォスターのアッパーがヒット。フォスターは柔道スローで投げ捨て、ギロチンで引き込む。外れてストーリーはサイドへパス。バックについたリック。フォスター立つが、投げられる。再びフォスター立つが、リックがしつこくテイクダウンし、ハーフからエルボー連発。ここまで超ハイスピードな展開。後半も、危険な距離での打ち合いあり、2Rにはリックがテイクダウンから、肩固めパスガードを仕掛けて、ガードの中のまま一本勝利。最後は、珍しかったのでちょっと笑いました。ハイスピードないい試合で、リックは2賞獲得。凄いね。


13試合は長いっす。


【TOKYO FIVE】

最近、気になるTOKYO5。何かというと、MMA選手のスポンサーです。今回は、カンプマンにでっかく出てたかな?

調べてみると、公式HPにフィリーペ・ノヴァが動画で登場。MMA大好きで、間違った日本を体現する日本風アメリカンアパレルメーカーが東京5。HPではナパオさんがTシャツ着てモデルをやっている(笑) 顔が怖い。商品は、Tシャツ40ドルでジーンズ78ドルと手頃な設定。ジーンズは悪くないんだけども、Tシャツは……。公式ブログには、右から二番目に、クラウザーさんがいるし(笑)

もちろんKISSベースなんだろうけど、どう見てもクラウザーさんコスプレ(笑) 一番右はカブキロックス?

公式HP
ブログ
クレしんの作者行方不明を、早速ブログで紹介している日本通なのに、間違った日本語を広める東京5でした。今のは比較的まともだけれど、昔のTシャツはかなり酷かったようです。 


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[ 2009/09/24 00:47 ] 試合の感想 | TB(0) | CM(2)

09/20  UFN19 結果と感想 

シルビアさん勝ちました~。

というわけで、遅ればせのUFN19を。以下が結果。

UFC Fight Night DIAZ vs GUILLARD
2009年9月16日(水/現地時間) 米国オクラホマ コックス・コンベンションセンター 
第10試合 ライト級 5分3R
○ネイト・ディアス
×メルヴィン・ギラード
2R 2'13" フロントチョーク

第9試合 ライト級 5分3R
○グレイ・メイナード
×ロジャー・フエルタ
判定3-0 (29-28/30-27/30-27)

第8試合 ウェルター級 5分3R
○カーロス・コンディット
×ジェイク・エレンバーガー
判定3-0 (29-28/29-28/29-28)

第7試合 ミドル級 5分3R
○ネイサン・クォーリー
×ティム・クレーダー
判定3-0 (29-28/29-27/29-28)

第6試合 ライトヘビー級 5分3R
×スティーブ・キャントウェル
○ブライアン・スタン
判定0-3 (27-30/27-30/28-29)

第5試合 ウェルター級 5分3R
×クリス・ウィルソン
○マイク・パイル
3R 2'15" ギロチンチョーク

第4試合 ミドル級 5分3R
○CB・ダラウェイ
×ジェイ・シウバ
判定3-0 (29-28/29-28/29-28)

第3試合 ライト級 5分3R
○ジェレミー・スティーブンス
×ジャスティン・ブッフホルツ
1R 3'32" TKO (レフェリーストップ:パンチによる左目の上のカット)

第2試合 ウェルター級 5分3R
×ブロック・ラーソン
○マイク・ピアス
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)

第1試合 ミドル級 5分3R
○ライアン・ジェンセン
×スティーブ・スタインバイス
1R 3'56" ギロチンチョーク



【三賞】
*ファイト・オブ・ザ・ナイト
ネイト・クォーリー vs. ティム・クレドゥアー
*ノックアウト・オブ・ザ・ナイト
ジェレミー・スティーブンス
*サブミッション・オブ・ザ・ナイト
ネイト・ディアス

各々3万ドルのボーナス。


メインカードは熱戦揃い。アンダーは、結構しょっぱめのこの大会。それでは、感想をば。

【ネイトvsギラード】

76:71と大幅にリーチで上回り、ヘロヘロボクシングが最近は板に付いてきた感があるネイトだが、さすがにギラード相手では分が悪い。いつも通り、ジャブから当てようとしたネイトに、すぐさまギラードの右がヒットして、ネイトフラッシュダウン。ギラードは「立て」と要求。組み付きテイクダウンを狙っても、ギラードが柔道スローで投げ捨てる。なんとかテイクダウンしたが、うまく金網を利用されケツで立たれる。ギラードが上体を揺らしながら、スルスルとネイトの打撃を避けてパンチを入れる。「ありゃりゃ、こりゃこのまま行かれちまうか」と思っていたところに、ネイトの緩いワンツーがヒット。効いたのか、ギラードがタックルでテイクダウンをしたところに、ネイトがギロチン一閃!!!見事に一本勝利。

ギラードは馬鹿だなぁ。そして、ここぞという一瞬を見逃さずに、極めるネイトは素晴らしい。


【メイナードvsフエルタ】

タイトルコンテンダーとして、頂上へあと一歩のメイナード。一方、MMAスターとして俳優転向が濃厚なフエルタ。入場して感じたのは、ブランクのあるフエルタの方がコンディション良さそうという事。メイナードは、いつもより身体の張りがないような?

カウンター狙いのフエルタ。しかし、ガンガン圧力をかけてのアグレッシブなカウンター狙い。しかし、メイナードは、フエルタのカウンターをキッチリ見切り避ける。最早、逆マタドール状態だ。階級No.1のレスリング力を誇るメイナードだが、1Rのメイナードのタックルを、フエルタはきっちり防ぐ。うーん、やるなぁ。3Rにようやくテイクダウンに成功したメイナードが、アームロックで締め上げる。これをフエルタはなんとか耐えたが、結局判定でメイナードが勝利。

メイナードは、スタンドが強化されているけれど、肝心のレスリング力が落ちているような印象。とはいえ、現在のトップレベルのファイター同士では、早いラウンドでのテイクダウンが、かなり難しくなっているので、フエルタが巧かったと言えるか。もしも、フエルタがこれで引退するようなら残念だ。


【クォーリーvsクレーダー】

リーチは75:72.5でクレーダーが上。クォーリーはもう37歳になったのか……。

クレーダーは、いつものへなちょこ打撃を披露。基本寝業師だが、このへなちょこ打撃でアグレッシブに攻めるんだよなぁ。「結構クレーダーの打撃がヒットしているが、効かないな」と思っていたら、テンプルにヒットしクォーリーダウン。パウンドで詰めながら、チョークで一本狙うが、外され1Rはクレーダーが取る。2Rも、クレーダーが連打をヒットさせ、いきおい前に出て打撃を振るったところ、カウンターでクォーリーの右がどんぴしゃヒット。クレーダーはダウン。パウンドで決めようとするクォーリーに、なんとか密着してクレーダーはこのラウンドを凌ぐ。

運命の3R、クレーダーは積極的に前に出て、パンチを出す。ヒットし連打で詰めるクレーダーに対し、ガードを固めたクォーリーが一旦バックステップしての右フックをガチコンヒットさせる。またもや、形勢逆転。というか、面白いから支持するけど、クレーダーのコレはアカンですよ(笑) ここからもクレーダーは男気満点の戦いぶりを見せるが、再度ダウンを奪われ、判定負け。

大歓声だし、相当に面白かったが、ネタを見せられたような試合だった。


【コンディットvsエレンバーガー】

なーんだか、コンディットはUFCに来て精彩を欠いているなぁ。もっと出来る子だと思うのだけれど。あわやTKOまで追い詰められたが、なんとか逆転して判定勝利。


【スティーブンスvsブッフホルツ】

鋭い打撃が飛び交う、なかなかの名勝負。スティーブンスの膝爆弾でブッフホルツが額をカットしTKOにて終了してしまったのが、勿体無い。UFCではパッとしない両者ですが、オススメの試合です。


【ジェンセンvsスタインバイス】

ありゃりゃ。レフェリーやっちまったか。ジェンセンがギロチンに捕らえてしばらく経った後、レフェリーがスタインバイスの腕を触り反応させないので、レフェリーストップ。しかし、スタインバイスは、止められた後、即反応し激怒。なにしてやがるんだと。観客も大ブーイング。確かに耐えられていた感じではあるが、腕を触られたらキッチリサインを出さないと、止められても仕方ないと思う。一瞬落ちてたんじゃないかな?


【ウィルソンvsパイル、CBvsジェイ、ラーソンvsピアス】

パイルは一本おめでとう。CBは勝ったけど、頭が悪いというかセンスがない。危機管理能力ゼロ。ラーソンは超濃厚塩漬けされ負け。ピアスの塩分は高すぎるほど高い。


【キャントウェルvsスタン】

ふうう。スタン勝利かぁ。

圧力かけて追うキャントウェル。ひたすら回ってガチンコを避けるスタン。逃げるスタンに観客はブーイング。あのアメリカの英雄がブーイングを食らっている。キャントウェルは、逃げ惑うスタンに苛立ち、キレて打ち合えとアピール。ブーイングに合わせて、たまに飛び込むスタンはお利巧さん。私は、29-28でキャントウェルにしたが、確かに薄いヒットはスタンが上回った。最低限、試合は成り立っていたので、許せない事はない。しかし、30-27が二人ってのは、英雄スタン贔屓なジャッジじゃないか?

この試合は、サカラvsレイテスを思い出させる。前戦でタイトルマッチまでやったレイテスは、この試合に判定負けして放出された。この試合のサカラは最悪で、打撃じゃ有利なはずなのに、ひたすら逃げ惑い、しかもまともに打撃すら出さなかった。そして、判定勝利。アホかと。スタンはちょくちょく打撃を出していたので、勝利に理解を示せるのだが、あの試合を観て感じた「こりゃフットワークが重いボクシング巧者相手なら、ひたすら逃げるが勝ちな試合が増えるぞ」という事が、リアルになったと思った。そして、追い足の無い柔術家相手の完全攻略法が、見つかった感じになってしまう。

「詰める事が出来なければ、逃げている方がコントロールしている」という事ではあるのだろうが、なんだかそれではツマランです。



[ 2009/09/20 00:51 ] 試合の感想 | TB(0) | CM(0)

09/13  Bitetti Combat 感想 ~アローナの復帰は……? 

本日ブラジルで開催されたBitetti Combatにて、ようやくアローナが復帰戦を行った。流れの早いMMA業界で、これだけブランクを作ってしまうと、なかなか難しいものがあると思うけれど、いまだに根強い最強説を説く人もいる。試合はどうだったでしょうか。以下、感想。


【○ヒカルド・アローナ vs マービン・イーストマン×】

あらららら……。しょっぱくアローナが判定勝利を治めたが、地元ブラジルの英雄と言っていいのに、試合中ブーイングもチラホラ。1Rアローナ、2Rイーストマン、3Rアローナと、イーストマンにラウンドを取られてしまうような状態でもあった。

ローは、相変わらず激重。イーストマンの身体が流れるほどの威力を持っていた。1R後半のカウンターでバックマウントまで行ったシーンや、3Rにマウントを奪ったシーンは「さすがっ」と唸らされたので、技術的な低下という印象はあまりない。身体も相変わらず分厚い。

しかし、2Rは全てのタックルを切られてしまったり、あるいは金網を利用して立たれたりと、テイクダウンされない技術、攻撃されずにスタンドへ戻す技術が発達した現在、なんとも微妙な姿をさらしてしまったように思う。

これがブランクによるものなのか、それとも置いてきぼりを食らってしまったのかは、次の(金網での)試合で判断したい。(金網)としたのは、フィリオもそうだが、はっきりいって金網に適していないように感じたから。対戦相手は金網をうまく利用していたが、アローナは利用されるだけだった。昔から言われる「アローナタイプは金網に適している」というのは、やはり間違いで、「金網を戦術に組み込んで練習している」者が有利に試合を進められるだけだ。


【○パウロ・フィリオ vs アレックス・ショーナウアー×】

試合中、ブーイングが何度も鳴り響く。地元でこの状態だというのは辛いが、ブーイングもしたくなるだろうという試合だった。何度も何度も組み付くフィリオだが、テイクダウン成功率は1割程度しかなかったんじゃないか?それがひたすら繰り返されるものだから、ブーイングも出ますわ。はっきり言って、フィリオの判定負けもありえた試合で、勝者フィリオとコールされた際には、ブラジルだってのにブーイングが起こった。

これ見ちゃうと、今後の活躍を期待することは難しいな……。ムサシとか言っている場合じゃないっすよ、フィリオさん。マヌーフも今のフィリオに負けちゃいけなかったなぁ。


【○ペドロ・ヒーゾ vs ジェフ・モンソン×】

モンソンさんはリベンジならず。完全に相性負け。ヒーゾの腰の重さで、テイクダウンはできず、打撃じゃヒーゾが当然上で。しかし、モンソンさんのパンチも案外ヒットしていた。これ考えても、ヒーゾはこれから浮上するのは難しいだろうな。結構好きな選手なんだけど。


ニンジャの試合は観ていないのだが、見事に1Rハイキックからのパウンドで勝利を治めた模様。しかし、メインイベントのアローナ、セミのフィリオの試合としょっぱいのが続いたから、久々の復帰だったBitetti Combatは前途多難な印象を残した。


[ 2009/09/13 22:43 ] 試合の感想 | TB(0) | CM(0)

09/10  いまさらながらの UFC102 結果と感想 

本当に今更、意味無し、無駄無駄ァだけれど、UFC102について書いておきます。

日々の生活の問題から、自分とMMAの間に若干距離ができていた。日本のMMAシーンの沈没具合も当然それを助長している。しかし、ノゲvs親父見てやっぱMMA最高だなと。こういうプロの試合があるからこそ、MMAを好きになる一面は確実にある。それはMMAファンが再確認するものだけではなく、新規ファンの獲得という意味でとても大きい。UFCがここまで拡大した理由で最も大きい要因は、グリフィンvsボナーという当時B級でありながら、視聴者を熱狂させた試合だ。この試合があったから、「UFC面白いじゃん」という、それまでMMAに見向きもしなかった層を獲得できた。

だから、現在一部の競技者が声高にいう「スポーツライクに」というのは違うなと感じる。そんなんじゃMMAは発展しない。日本のMMAも、沈没したまま浮上できない。元々格闘技が好きな人間のみを対象として試合をしていては、ジリ貧だという事は明白だ。ただ、これは当然馬鹿試合を推奨しているわけではない。そうではなく、技術を持った人間が、死力を尽くして、バッチバチの闘いをする事で心に響くものがあると言っているだけだ。

当たり前の事を今改めて書くのは、自分を顧みて、MMAを愛する者すらも気持ちが落ち始めているという現実があるからだ。ちなみに、私個人はMMAが競技として成熟する事を望んでいる。これは、先ほど書いた事と相容れないものであるかもしれないが、二つを満たす事が不可能ではない事は、ノゲイラvs親父の試合が証明している。極一部の例外を持ち出して理想を語るなんて、青臭く馬鹿らしいと思う中の人もいるだろう。しかし、簡単なことではないからこそ、それにチャレンジしていく事は尊い事なのだと思う。

という事で、UFC102の結果は以下。

UFC 102 : COUTURE VS. NOGUEIRA
2009年8月29日(土/現地時間) 米国オレゴン州ポートランド・ローズガーデンアリーナ 

第11試合 メインイベント ヘビー級 5分3R
×ランディ・クートゥア
○アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ
判定0-3 (27-30/28-29/28-29)

第10試合 ライトヘビー級 5分3R
×キース・ジャーディン
○チアゴ・シウバ
1R 1'35" TKO (レフェリーストップ:左フック→グラウンドパンチ)

第9試合 ミドル級 5分3R
×クリス・リーベン
○ジェイク・ロショルト
3R 1'30" 肩固め

第8試合 ミドル級 5分3R
○ネイサン・マーコート
×デミアン・マイア
1R 0'21" KO (右ストレート)

第7試合 ライトヘビー級 5分3R
○ブランドン・ベラ
×クリストフ・ソジンスキー
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)

第6試合 ミドル級 5分3R
×エド・ハーマン
○アーロン・シンプソン
2R 0'17" TKO (レフェリーストップ:左膝の負傷)

第5試合 ヘビー級 5分3R
○ガブリエル・ナパオン・ゴンザガ
×クリス・タッチシェール
1R 2'27" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

第4試合 ヘビー級 5分3R
×ジャスティン・マッコーリー
○マイク・ルソー
判定0-3 (28-29/26-30/27-30)

第3試合 ヘビー級 5分3R
×ティム・ヘイグ
○トッド・ダフィー
1R 0'07" KO (左フック)

第2試合 ミドル級 5分3R
×ニック・カトーン
○マーク・ムニョス
判定1-2 (27-30/29-28/28-29)

第1試合 ライト級 5分3R
○エヴァン・ダナム
×マーカス・アウレリオ
判定2-1 (29-28/28-29/30-27)



【三賞】
ファイト・オブ・ザ・ナイト
ランディ・クートゥア vs. アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ

ノックアウト・オブ・ザ・ナイト
ネイサン・マーコート

サブミッション・オブ・ザ・ナイト
ジェイク・ロショルト


大分時が経っているので、ただの雑感を。

【ノゲvs親父】

超大歓声。最初から最後まで、歓声が鳴り止まない試合。凄まじくクレイジーな闘いだった。レジェンドなのにクレイジーなのか、レジェンドだからこそクレイジーな闘いだったのか。

勝者の読み上げ時には若干のブーイングが混じる。この試合の勝者にブーイングは似合わないだろうに、アホな観客がいたもんだ。ノゲイラインタビューでも、歓声とブーイングが入り混じる。ノゲが親父への敬意を表すと、ぴたりとブーイングは止む。

素晴らしい試合だった。しかし、今のヘビー級戦線と比べた時に、頂点が見える闘いであったかというと疑問が残った試合だった。

個人的に、試合を終えてからの親父の達観振りが気になる。ノゲには3Rとも取られていたとか、王者のレスナーとの再戦は実現しないだろう(ヘビーのタイトルまでたどり着けない)とか。かつて戦った事の無い、アンデウソンさんやLYOTOと対戦したいとか。

感じるのは、既にレジェンドとして「上がり」になってしまっている事から、ヒョードルじゃないけれど、証明する必要がないと思っているんじゃないかという事だ。「この先、勝とうが負けようが既に俺はファイターとして証明し尽くしている」と。

そして、MMAを愛する気持ちが一点、MMAがようやく金になるスポーツになった現状の二点から、四捨五入して50歳になってもMMAを続けているのだろう。MMAがようやく「本当に」稼げるスポーツになった時に退場するのは、それを「作ってきた」親父が納得するものではないからという事は理解できるが、大丈夫なのかなぁと思う。

親父自身が言っているように、今回の試合は私も親父が「今までで一番の歓声を浴びている」と感じた。もちろん、地元凱旋という意味合いはあるけれど、これはMMAの認知度が上がり、そして親父のやってきた事がここに来て大きく評価されているという事だ。その状況で抜けるのは惜しいのもわかるが、「評価が確立された」という完了があるわけで、それならば、闘い以外の道も拓かれているわけだ。それでも戦うがゆえ、愛も感じるのだけれど。

今回のUFCとの長期複数試合契約通りに、コレ以降試合をしていくとは思えないが、壊れないでいい晩年をすごして欲しい。本当に。既に打たれ弱いのよ。それは大分前からで、劣化という感覚にさせないパフォーマンスはギリギリ見せているのだけれど。

そして、同じレジェンドなサクラバが、日本の沈没によって親父たちほど稼げずに今も戦っているというのが、悲しい。これは日本のMMAを作ってきた人のせいだし、一方作ってきた人のお陰でレジェンドになれたわけだなぁ。サク自身が作って来た側であるし。

ながっ。以下、簡潔に。


【ネイサンvsマイア】

入場して、マイアは若干ナーバス。ま、こんなもんか。ネイサンはいつもと変わらず。と思っていたら、ビックリの秒殺。あああ、ネイサンとは格付け済んでいるから、アンデウソンさんとはマイアがやってほしかったなぁ。


【ジャーディンvsチアゴ・シウバ】

便利屋からの卒業をかけたジャーディン。一方、初敗北からの復帰戦であり、この場所に踏みとどまれるのかを賭けたチアゴ。結果はチアゴの完勝だったが、要因として復活したジャーディンの乳首弄りがあると思った(笑) あれで、緊張していたチアゴが笑ってリラックスできたような。


【ヴェラvsソジンスキー】

ヴェラはもうちょいやれると思うんだけれど……。殻を突き破れない。ソジンスキーは、現状考えてよくやった。


【ナパオンvsタッチシェール】

ストップが遅い。タッチシェールは不運もあったけど、実力通りに決まった試合か。


【アウレリオvsダナム】

アウレリオが退屈からの脱却を図っているのがよくわかるなぁ、と切なくなった。上に気に入られるようマイナーチェンジをしていたが、それゆえ星を落とした印象がある。ダナム自体はいい選手。


【ダフィーvsヘイグ】

小シルビアさん的風貌から、気持ちが和むファイターなヘイグ。MMA瓦版さんによると、元幼稚園の先生という異色のバックボーンも、ほっこりさせてくれる。是非とも頑張って欲しかったが、残念秒殺……。


【ルソーvsマッコーリー、リーベンvsロショルト、ムニョスvsカトーン、ハーマンvsシンプソン】

ルソーが地味にしょうもなく浮上、ロショルト一本お見事、日本生まれのムニョスvsカトーンはいい試合なのだが燃えが足りない、シンプソンやるぅ、といったところか。



といったところで、しょうもない更新お開き。

[ 2009/09/10 23:31 ] 試合の感想 | TB(0) | CM(0)

08/18  Strikeforce 'Carano vs. Cyborg' 結果と感想 

WOWOW放送のTUF概要が発表されましたね。残念なことに、シーズン9から始めるようで。これが調子悪くなかったら、これから先、アメリカの半年遅れで放送する感じでしょうか?シーズン9は面白くなかったから、人気が出るとは思えないのだけれど……。個人的には、シーズン9のMVPはアマシンガーです。後半いい味出してました。


というわけで、ストライクフォースの結果は以下。メインカードのみですが、DREAMのサイトでアンダーも含めた全てが載っています。

Carano vs. Cyborg
2009年8月15日(土/現地時間) 米国カリフォルニア州サンノゼ・HPパビリオン 
◆主な結果

ストライクフォース世界女子145ポンド(約65.8kg)王座決定戦 5分5R
×ジーナ・カラーノ
○クリスチャン・サイボーグ
1R 4'59" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
※サイボーグが初代王者に

ストライクフォース世界ライトヘビー級タイトルマッチ 5分5R
×ヘナート・ババル・ソブラル(王者)
○ゲガール・ムサシ(挑戦者)
1R 1'00" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
※ムサシが新王者に

ストライクフォース世界ライト級暫定タイトルマッチ 5分5R
○ギルバート・メレンデス(暫定王者)
×石田光洋(挑戦者)
3R 3'56" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
※メレンデスが防衛

ヘビー級 5分3R
○ファブリシオ・ヴェウドゥム
×マイク・カイル
1R 1'24" フロントチョーク



なんだか、より一層華々しく、ケバケバしくなったストライクフォース。ババルが花火にビビってたじろいでいたのに笑いました。選手の得意技解説のCG映像や、しっかりとした作りになった煽りV、試合直後の各選手のヒット数テイクダウン数などの公表等、面白い試みがありました。ちなみに、以下がメレンデスvs石田戦の公表データです。

Fight Stats
mele104/228 46% -Strikes Landed/Thrown- ishi21/61 34%
mele 38/128 30% -Standing Arm STRIKES– ishida 11/36 31%
mele 9/14 64% -Standing Leg STRIKES- ishida 4/15 27%
mele 57/88 65% -Ground Strikes– ishida 6/10 60%
mele 2/3 -Takedowns– ishida 1/7
mele 0 -Submission Attempts- ishida 0
mele 0 -Dominant Positions- ishida0

これを見て、「石田のキックの方がヒット少ないって本当?」と疑問に思いました。石田のキックのヒットが4発でメレン出スが9発ってありえないと思うんだけれど、そんなもんでしたっけ?確かに、ジーナvsサイボーグのテイクダウン数などは、よく見ていたと思う感じだったので、正しいのでしょうけれど。誰か調べてみませんか?

この試みで興味深いのは、判定勝負になった際にどう影響するかです。上記の数字は、ビッグヒットも薄いヒットも同じ形で出てきますから、一概に数字がいい方が強かったとは言えません。また、トップで攻めていた時間や、グラウンドでコントロールしていた時間などもわかりません。しかし、互角の展開を見せていた場合、そしてスタンドで試合が進められた場合、上記の数字はかなり影響するでしょう。ヘボジャッジがアホな採点した場合、簡単に吊るし上げる事が出来そうです。

というわけで、試合の感想へ。


【ジーナvsサイボーグ】

サイボーグの会場入りの映像は怖い。あまり動きのない笑顔が張り付いていて、どこかが壊れているような印象を受ける。恐らく世紀のビッグマッチに対して、気持ちが追いついていかなく、ああいう表情になったのだと思う。「自分の心のキャパを超えて、現在進行形で壊れている瞬間」と、勝手ながら思い、背筋が凍った。しかし、試合の入場の段階になると、既に気持ちがリセットされて、いつものサイボーグな感じ。つまり、私が感じたものが間違っていたのだろう。でも、あの眉毛の張り付きがなぁ……。

一方の会場入り時のジーナは、緊張はもちろんしているようだが、いつもの人を魅了する笑顔を見せる。

そして、各選手の入場へ。セコンドとのハグ時に確認したが、サイボーグの背中の筋肉が凄すぎる。女性であんなのアリかよ。入場時のサイボーグは比較的テンション高め。ジーナは気合の表情。決意めいたものを感じさせる。素晴らしい表情だ。これが人々を魅了するのだろう。リーチは69:66.5でサイボーグが上。ジーナに大歓声。サイボーグにブーイング。

試合は……、サイボーグの完勝。ジーナが一撃を入れても、サイボーグは物ともせず、逆に連打で返す。ジーナのファーストヒットの時に、逆に返された段階でジーナの心の折れる音が聞こえた気がした。はっきり言って、サイボーグは所々まずい動きをしていた。しかし、動きのキレが全然違った。サイボーグのクイックでキレのある動きに対し、ジーナは非常にもっさりとした動きに見えた。今回の試合に関しては、スピードの絶対値が違うと感じた。あれだけ連打して圧力をかけているんだから、試合が縺れたらジーナの挽回も可能かと思っていたら、1R終了のブザーと同時にレフェリーストップ。

これを見て、赤野のことが頭を過ぎった。赤野はどれだけ重い打撃を食らっても、心は折れずに怯むことなく向かっていった。サイボーグの計量失敗という状況の中、信じられない体重差を前にして金網に入っていき、見事なフライングアームバーを狙った赤野。

試合終了後、ジーナは悔し泣きしそうになりながらも、微笑みを見せる。素直にサイボーグを称えて抱き合い拍手した。この敗戦から、ジーナは立ち上がれるのか? 少々の疑問が残る。


【ムサシvsババル】

ムサシの驚異的な虐殺劇。入場時のムサシの表情は固い。逆に、ババルはいい感じで試合に入った。そうしたら、アレですもの。ムサシは、神様からフッと放り投げられるフィニッシュへのギフトを、軽く手を伸ばしてキャッチしてしまう選手だと思う。普通の人には見えないソレが、ムサシには見えるのだろう。

しかし、ババルの失神シーンをリプレイしすぎ(笑) 教育上よろしくないです(笑)


【石田vsメレンデス】

石田君打つ術なし。メレは絶対にタックルされないという強い気持ちで試合に臨んでいた。石田君はコンディションがよくなかったのもあるだろうが、完全に行き詰まっている。どうやって試合したらいいのか、わからなくなっているんじゃないだろうか?特に一番の武器のタックルへの入り方が、わからなくなっているように感じる。ローにしても、足を削ってテイクダウンしやすくするという事で打っているわけだが、悉くカウンターを狙われる。練習でも、頭をスリップさせながらのローを打っていたが、個人的にはタックルと連動したアタックのバリエーションの方が、重要なのではないかと思います。他の打開策は待ちスタイルにする事ですけど、日本の主催者は許してくれないだろうしなぁ。

もう、GSPの元へ弟子入りだ。石田君の復活を祈ってます。


【ファブvsカイル】

島田レフェリー。ファブの打撃は危なっかしい。そして、カイルの腕十字という展開もあったが、結局ギロチンで引き込んで一本。ギロチンまでの動きは凄く丁寧にゆっくりセットしにいったもので、カイルはその際に無策だったな、と思いました。


メレンデス、トムソン(怪我ばっかで駄目だけど)の間に、五味が割り込んでくれたら面白い。チャンプになって、外敵としてDREAM参戦とか妄想。


[ 2009/08/18 00:36 ] 試合の感想 | TB(0) | CM(0)

08/13  WEC42 -Torres vs. Bowles- 結果と感想 

UFCとWECの合併はなんとしても回避して欲しいなぁ。というわけで、結果は以下。

WEC42 Torres vs. Bowles
2009年8月9日(日) 米国ネバダ州ラスベガス・ハードロックホテル&カジノ ザ・ジョイント 
第11試合 メインイベント WECバンタム級タイトルマッチ 5分5R
×ミゲール・トーレス(王者)
○ブライアン・ボウルズ(挑戦者)
1R 3'57" TKO (レフェリーストップ:右フック→グラウンドパンチ)
※ボウルズが新王者に

第10試合 バンタム級 5分3R
○ドミニク・クルーズ
×ジョセフ・ベナビデス
判定3-0 (29-28/30-27/29-28)

第9試合 ライト級 5分3R
×リカルド・ラマス
○ダニー・カスティーヨ
2R 4'15" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

第8試合 バンタム級 5分3R
×ジェフ・カラン
○水垣偉弥
判定1-2 (29-28/28-29/29-28)

第7試合 フェザー級 5分3R
×ジャミール・マスー
○レオナルド・ガルシア
判定1-2 (29-28/28-29/29-28)

第6試合 フェザー級 5分3R
○コール・プロヴィンス
×フレジソン・パイシャオン
判定3-0 (29-28/29-28/29-28)

第5試合 ライト級 5分3R
○シェーン・ローラー
×マーカス・ヒックス
判定3-0 (30-27/30-27/29-28)

第4試合 ライト級 5分3R
×フィル・カルデラ
○エド・ラドクリフ
判定0-3 (27-30/27-30/28-29)

第3試合 バンタム級 5分3R
○ハニ・ヤヒーラ
×ジョン・ホスマン
1R 2'08" ノースサウスチョーク

第2試合 フェザー級 5分3R
×ハファエル・ディアス
○ディエゴ・ヌネス
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)

第1試合 フェザー級 5分3R
×ハビエル・バスケス
○L.C.デイビス
判定1-2 (27-30/29-28/28-29)




【トーレスvsボウルズ】

リーチは76:70.5でトーレスが上。入場時の印象では、ボウルズは若干固い。トーレスは普段と変わらずに見える。しかし、結果は一応のアップセット。一応というのは、ボウルズの強さを支持する層も結構いたから。

最初のヒットはボウルズ。破壊力抜群でトーレスはぐらつくが、詰めてきたボウルズに対しトーレスはスピードある打撃を返していく。大振りになったボウルズのフックに、的確にストレートを入れるトーレス。組み際にボウルズの頭がトーレスのこめかみにヒットし頭が揺れる。続けてテイクダウンしたボウルズだが深追いせずスタンドに。ボウルズのパンチにトーレスがカウンターをヒットさせ、連打で前進する。そこに、ボウルズの右フックがクリーンヒット!!倒れたトーレスに、パウンドで追い討ちかけるボウルズ。トーレスは腕十時を仕掛けるが、そこに右パウンドがアゴにクリーンヒット。続けられるパウンドで失神KO。わーお、ボウルズ新チャンプ!!無敗の王者誕生。

いや、テクニックではトーレスだが、ボウルズの破壊力は驚異的。怪我で間が開くようなのが残念だが、その間に水垣vsクルーズとかないかな?


【カランvs水垣】

リーチは69.5:69で水垣が若干上。ちなみにクルーズは68、ベナは65。トーレス76インチは異常だなぁ。

勝ってよかったという気持ちがある一方、水垣の手堅い試合運びに不満も。試合展開は、水垣がテイクダウンして上から攻め、カランが下攻めというもの。1,2Rは水垣のラウンド。2Rのギロチンだが、全く極まる気配はなかったので、アレのみでカランに入れるジャッジはどうだろうと思う。とは言っても、水垣も効果的なアタックは出来てないのだけれど。と、ここまでで個人的には水垣がポイントを獲っていると確信していた。実際、2者水垣だった。という事で、3Rは自ら強みとアピールしている打撃勝負をしてほしかったなと。最後まで勝利に拘ってテイクダウンしていき、逆に最後三角を極められかけた姿にモヤモヤした。

もちろん、期待するところが高い位置にあるからこその感想であって、タイトル挑戦を期待される位置にいなければ、諸手を挙げて「よしっ!」と言っていただろう。


【ベナビデスvsクルーズ】

ベナの驚異的なノンストップムーブ。そして、スクランブルではクルーズを大きく引き離す力を持つベナ。1Rのマウント取られバックに周られた際は抜群だった。しかし、クルーズの的確な攻撃の前に、3-0の完敗。やっぱり、ベナビデスは小さすぎるかなぁ。


【ラマスvsカスティーヨ】

目元が石田君で御馴染みのラマス。一進一退の互角の攻防が崩れたのは2R。カスティーヨの右がカウンタービッグヒットでラマスがダウン。パウンドをまとめてストップ。カウンターというより、ラマスの方がカウンター不発で、ダニーの方が速かった感じなのかな?


【ガルシアvsマスー】

リーチは72.5:69でガルシアが上。
ガルシアが圧倒すると思っていた通り、1R前半でKO寸前のシーンが見られる。しかし、なんとか耐え切り、テイクダウンを奪ったマスーが盛り返して1R終了。2Rは明らかにガス欠から失速しているガル。なんというか、このモロさが一段上にいけないところなんじゃないだろうか。2R支配され、3Rのガルシアのパンチは扇風機状態。前に出て行くが、大振りすぎて全く当たらず、マスーの軽く振ったパンチが入っていく。終了のブザーが鳴ると、マスーは両手を挙げ、ガルシアは金網を叩く。

「的確性を重視するボクシングなアメリカンジャッジだから、マスーだな」と普通に思っていたら、29-28ガル、29-28マスー、29-28ガルでガルシア勝利。前に出ていたガルシアを支持するのね。さあ、分析好きのアメリカのみなさん、3Rのヒット数集計しようか。



ところで、アンデウソンさんのライトヘビー本格転向はデマに近いものだったようで、ちょっと安心とちょっぴり残念。そして、暖め軍団のヒューアレさんが、アドレナリンに出陣するというのでビックリ。いつの間に放出されたの?UFC98を怪我で欠場とかだった気がするけれど。これに勝ったらUFCに戻るという話。

ヒラタ氏が話に出すUSA TODAYのコンセンサス・ランキングって、結構いい感じ。
http://www.bloodyelbow.com/rankings


[ 2009/08/13 00:31 ] 試合の感想 | TB(0) | CM(0)

08/12  UFC101 -Declaration- 結果と感想 

UFCとWECが連続開催。たっぷり堪能したけれども、これだけ連続で観ると疲れもするなぁ。というわけで、結果は以下。

UFC 101: Declaration
2009年8月8日(土/現地時間) 米国ペンシルベニア州フィラデルフィア・ワコビアセンター 
第11試合 UFCライト級タイトルマッチ 5分5R
○BJペン(王者)
×ケニー・フロリアン(挑戦者)
4R 3'54" チョークスリーパー
※ペンが2度目の防衛

第10試合 ライトヘビー級 5分3R
○アンデウソン・シウバ(ミドル級王者)
×フォレスト・グリフィン
1R 1'23" TKO (レフェリーストップ:右フック)

第9試合 スイングバウト ライト級 5分3R
○アーロン・ライリー
×シェーン・ネルソン
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)

第8試合 ウェルター級 5分3R
×アミーアー・サダラー
○ジョニー・ヘンドリックス
1R 0'29" TKO (レフェリーストップ:スタンドパンチ)

第7試合 ミドル級 5分3R
×ケンドール・グローブ
○ヒカルド・アルメイダ
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)

第6試合 ライト級 5分3R
×ジョシュ・ニアー
○カート・ペレグリーノ
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)

第5試合 ウェルター級 5分3R
×タムダン・マックローリー
○ジョン・ハワード
判定1-2 (28-29/29-28/28-29)

第4試合 ミドル級 5分3R
×ターレス・レイテス
○アレッシオ・サカラ
判定1-2 (28-29/30-27/28-29)

第3試合 ウェルター級 5分3R
○マシュー・リドル
×ダン・クレーマー
判定3-0 (29-27/30-26/30-27)

第2試合 ライト級 5分3R
○ジョージ・ソテロポロス
×ジョージ・ループ
2R 1'59" アームロック

第1試合 ウェルター級 5分3R
○ジェシー・レノックス
×ダニーロ・ヴィルフォート
3R 3'37" TKO (レフェリーストップ:まぶたのカット)



【三賞】
FOTN アンデウソン・シウバvsフォレスト・グリフィン
SOTN BJペン
NOTN アンデウソン・シウバ

それぞれ6万ドルの獲得。アンデウソンさんはファイトとノックアウトのダブル受賞。これでダブル受賞は2度目。ダブル受賞自体があったのも、UFC史上2度目であり、両方ともアンデウソンさんが受賞しているという事実が示唆するものはあるだろう。

今回からUFC100のイベントでオクタゴンガールを勝ち取ったナターシャが加わった。換わりに馬の子は引退かな?


【アンデウソンさんvsグリフィン】

一発目はやっぱり衝撃のこの試合を。

グリフィンは駆け足で入場する。アップも念入りにしてあるような印象。運営のハグ指示を断るつれないグリフィン。オクタゴンインすると会場から大歓声が。オクタゴンを小走りし、逆コーナーで立ち止まる。すぐに自陣に戻るが、少々ナーバスな印象を受ける。

アンデウソンさんの入場時には、歓声とブーイングが入り混じる。身体をクネクネしながら入場。ワセリンを忘れて入場しかける。でも、表情は落ち着いていつも通りか。オクタゴンインすると歓声。

リーチは77.5:77でアンデウソンさんが若干リード。グリフィンのコール時に大歓声。一方、アンデウソンさんのコール時にはブーイング。ブーイングに対してアンデウソンさんはおどけた表情をする。真ん中へ行き四方に礼をするアンデウソンさん。アンデウソンさん細く感じる。ひょろひょろが代名詞だった時代に逆戻り?

1R
ゆったりとした立ち上がり。グリフィンロー。グリは距離を探ってジャブ。グリのミドルを抱えてアンデウソンさんの右ストレートがヒット。しかし、体勢崩したグリフィンをアンさんは追わない。グリフィンの手を開いたジャブを気にして、「拳でな」とジェスチャーするアンデウソンさん。グリフィンも頷く。グリハイ。ガード上。距離が近づく。アンデウソンさんが連打で前に出る。右がヒットでグリフィンはフラッシュダウン。グリフィンはすぐに立ち上がる。続けて、グリフィンも三連打。空振り。近い距離で危ない交錯。アンデウソンが「来い来い」とノーガード戦法。ノーガードのまま、近づいていく。ウィービングでグリフィンの打撃を避けながら、左一発でダウンを奪う。アンデウソンさん続けてパウンド連打。すぐに立ち上がり、スタンドを要求する。立ち上がるフォーレスに手を差し伸べるアンさん。再びスタンド。アンさんまたもやノーガード。グリフィンの三連打をノーガードでスルスル避けたあと、スリーに対してカウンターの右ストレート一閃!!!グリフィンダウンで失神。アンデウソンさん追撃せず、様子見てレフェリーが止める。

うわ~、アンデウソンさん次元が……。

アンデウソンさんが大喜びしている中、グリフィンが駆け足で去っていく。走り去るグリフィンにブーイングを送る観客。フォーレスコールは何だったんだよ(笑)

カウンターの右は下がりながら、相手が三発目を出すのがわかっている中での、ツー打ち終わりスリー始動より早いタイミングのパンチ。本当に軽く打ったもので、相手の勢いのみを利用したスーパーなカウンターでした。グリフィンはこれ以前にも3連打を打っていて、完全に3発目が来るのを読まれていた。しかし、癖を読みリズムを獲得するの早すぎ。さすがにブーイングを送っていた観客も大歓声で勝者を迎えていた。

噂が本当なら、アンデウソンさんは本格的にライトヘビー級へ転向してしまうけれど、そうなるとLYOTOとのブラックハウス対決になってしまうのか?見たいような、見たくないような。たまにしかないだろうけど、ブラックハウスの合同練習は、打撃はアンデウソンさんとLYOTOがいて、グラウンドはノゲがいて(チームメイトじゃないけど)と豪華すぎる。問題はレスリングくらいか。


【ペンvsケンフロ】

現時点で最強の挑戦者と言っていいケンフロ。全ての武器が、ペンより劣るような印象があるのが気になるが……。

ケンフロは良い気持ちの乗り方。一方のペンは、いつもの怖い表情。眼光鋭く入れ込んでいる。これが見たかったんだよな。GSP戦は落ち着きすぎていた。リーチは74:70でケンフロが上。ペンは速攻で仕留める気まんまん。

試合は全局面でペンが圧倒。ケンフロは何度もタックルを仕掛けるが、一度も成功しなかった。1R、2R時には、「これでスタミナを削る作戦なんだろうな」と思っていたが、3Rが終了した後には「もう仕留めるしかないから絶望的だ」と思った。結局、全てのラウンドをペンが獲得し、4Rのテイクダウンしてからの攻めは、特筆物の怒涛の波状攻撃でケンフロを蹂躙した。本当に恐ろしい男です。

ペン相手では、一つでもペンより優れたところがないと駄目でしょう。メイナードのレスリングに期待するしかないか?エドガーのボクシング?(ペンより上でもないか) サンチェスは……、全部ペンに負けてる気がするし。

試合後インタビューでは、質問にまともに応えず「アイラブユーファン、HPを見てくれ」で終了(笑)


【サダラーvsヘンドリックス】

ヘンド陽気にオクタゴンイン。アミアー笑顔を見せながら軽快な音楽に乗って入場。リーチは75:69でアミアーが断然上。ウェルター級に下げてきただけあって、アミアは頬がこけたなぁ。と思っていたら、ヘンドの左ダブルがクリーンヒットし、抱え込みアッパー連発でKO。がちょーん。

アミーアーは積極的に打撃を出し過ぎた。「不用意な感じだな」と思っていたところに、ガチコンいわされた。ヘンドリックスは、元々レスラーでコブラ会でグラウンドを学んでいて、現在はミアがいるSUで打撃を練習している。足運びがまだ出来ていないという事で、「チャンスが来たら抱えてアッパー連発しろ」という指示を着実に実行してUFC初登場初勝利を飾った。


【ニアーvsペレグリ】

私の好きなニアー。よく見たら、ニアーは村上和成に似てる(笑) ちなみに、GETSPORTS見てて思ったが、三崎はサッカー選手の石川直宏に似てる。

試合は、ペレグリが上から攻め、ニアーは下からよくコントロールした。ニアーは下からうまくやっていたけれど、ポイントを取れるほどのコントロールは出来ていなく、逆に言うと上から悉く仕掛けを潰し、コツコツ打撃を入れていったペレグリの予定通りに試合を運ばれた感じ。ネイトとペレグリに負け後がなくなったニアー。頑張って残ってくれ~。


【ケンドールvsアルメイダ】

ハイライトは、寝業師アルメイダに対してケンドールが仕掛けた腕十字。かなり際どく極まっていて、びっくらこいた。思わず叫びそうに。試合は手堅くアルメイダが勝利。


【ハワードvsマクローリー】

マクは引き込むけど、たいして下から上手くないわなぁ。そして、ハワードは上になっても何もできない。ハワードは試合中にも笑顔を見せ、自分の試合がいい試合だったと思っているようで満足していたけど、んなイイ試合じゃないっすよ。メガネがいい感じのマクは、嫌いじゃないんだけど、そろそろUFC以外で経験積んでもいいかもしれない。


【マシューvsクレーマー】

スマイリーマシューは、決定力がない。本当に決定力がない。試合はノンストップで動き続けるけれども、塩分が高め。フィジカル強化したイイ時代の石田君みたいな感じ。しかし、今回は3Rに「いい加減、仕留めてあげてっ!」と思ってしまうくらい、危険なアタックを見せていた。けれども、やっぱり決定力がなく判定になってしまう。

気になるのが、判定(29-27.30-26.30-27)の「29-27」というもの。29の-1はどこから来たの?注意もされてないし、他のジャッジは普通に付けているし。意味がわからん。(追記:普通に考えて29-27は1Rクレーマーに入れ、2.3Rのどちらかで2ポイント差を付けたという事ですね(汗) でも、1Rも普通にマシューだと思っていたので、頭が回らなかった)


【ヴィルフォートvsレノックス】

ヴィルフォートはアホ。スタンドの肘は多彩だし、蹴り技も派手。でも、お前ソレはファッションちゃうんか?と。1Rは多彩な攻めで獲ったが、2Rは追い上げられ獲られ、3Rはカットさせされ、レフェリーが指示してないのに血を拭く事を要求して、そのままTKOを告げられて喚くというお粗末ぶり。ウェルター級にして77.5インチと破格のリーチを持っているのだから、エルボーは「ここぞ」という所で使って、通常はリーチを生かせよ。トリッキーな打撃は、ノーマルと相まって効果を発揮するんだから、ずっとトリッキーじゃ見切られるにきまっている。


【ライリーvsネルソン、ループvsソテロ】

ソテロはループを蹂躙。最初からキムラに行ってれば速攻で終了しただろう。ライリーvsネルソンは、なぜ本放送に乗ったか疑問な試合。3R時、会場に大歓声が鳴り響いたのに対し「何だろう?」と思っていたら、会場で乱闘があったというオチ。


【サカラvsレイテス】

レイテスはコール時にブーイング。アンデウソンさん戦のイメージが、忘れっぽいアメリカンにも残りまくっているようだ。試合自体もブーイングの嵐。サカラが周って周って、まともな試合にならない。明確なラウンドは2Rのレイテス。他のラウンドは……、趣味になるのか?29-28×2サカラ、30-27レイテスのジャッジが示しているのは何だろうか。

まぁ、確かにサカラの小さい打撃ポイントは、レイテスよりは若干上だったろう。タックルが切られているのも印象悪いかもしれない。でも、サカラはまともに試合を作ろうとせず、ひたすら逃げていたので、アレでポイント取れるとなると今後に影響及ぼしそう。3Rにはレフェリーからも注意が入り、終了時にはレイテスが肩をすくめて両手を上げた。勝ったので、サカラの戦略は有効という事になるのだが、はっきり言って終了した時点では「サカラは何を考えてるんだ?」と思った。3Rもサカラなのねぇ。


明日にでもWECを書こうと思います。もう、整えるだけにはなっているので。でも、WECの判定には納得いかないんだよな。今回のUFCのように、「まぁ、理由はわかる。あそこを見たんだろう。若干不満だが」という形ではないんだよな。見直そうとは思わないし、前に出てたからだろうけど。サカラが勝ちならマスーは完勝だよ。水垣だってスプリットじゃねーっしょ。




[ 2009/08/12 00:36 ] 試合の感想 | TB(0) | CM(2)

07/18  UFC100 & ルミナ戦の後 

世紀のUFC100があったというのに、だいぶ更新が遅れました……。日本人にとって格闘技ウィークというのがあったのも半分踏まえ、諸々の事情で。結果も感想もすでに話しつくされている事だと思うので、そういうところはあっさりと書いてみます。UFC100記念として前からコリコリ下書きしていた、もっとも三賞を獲得したで賞からアメリカンの嗜好の話も書けてないし……。


■ ルミナとゴメスのその後

ルミナの鮮やかな一本は、ロレンゾもじっくり見ていたわけで、海外出撃も視野に入れているルミナは万々歳な結果になった。一方のゴメスはと言いますと……。

ルミナに壊されました。

肩を破壊され病院送りだという事です。試合を観た限りでは、そんなに厳しい感じではないように感じたのだが、イッちゃったようです。ゴメスはリベンジでルミナとMMAでの試合がしたいと思っている様子。


■ UFC100の雑感

ホイス老けたな。選挙活動でも出来そうな笑顔。そして、ルミナが一瞬PPVに乗る。

気になったのは、GSPヌルヌル事件から導入されたワセリンチェックの項目が、UFC100にしておざなりになっていた。適当にスッと触るだけだったり、チェックすらなかったり。あーあ。


【×ミアvsレスナー○】

ミアの刺青は下絵の段階でストップされている。これは、グラウンド練習を優先した為との事。そして、注目の入場は……、やりませんでした(笑) さすがに危ないという事で止められたようす。ミアは穏やかな表情をしているが、うざいファンの手を払った際には感情を表した。本当は心中穏やかではないようだ。一方のレスナーの表情は固い。緊張の色が強い。これを爆発力に変えられるか。セコンドとのハグを適当に済ますのを見て、完全にイレコミ状態と見て取る。

試合はレスナーがクレバー。戦略を着実に遂行。

(1)スタンドに色気を出さない。(2)フルガードには入らない。(3)ハーフより上で固める。(4)密着し相手に仕掛けさせない。自分が攻めにくかろうと。

そして、攻めにくい体勢からでもフィニッシュさせられるだけの威力を保持している。ハメ技っすか?というようなレスナーの姿には脱帽です。一方のミアは、2Rで三沢に捧げるエルボー、テンカオ、更にシングルレッグ取られた状態からの顔面への飛び膝と、打撃ではいいものを見せた。でも、それだけ。ミアのコーチ・ケンは、セコンドのいう事を聞かないミアにブチ切れ。SUのオーナーさんも「試合三日前、シャドーを見たときから最悪このパターンで負けるのわかってました。SU外部のUFCジムの(闘ったことも無い)新しいボクシングコーチから足を止めてカウンターするのを習ってきていて使いたがっていましたから。レスラー相手にボクシングスリップしたらタックルされるの目に見えてました。本人にも注意しました。負けパターンの闘い方を選んだのはフランクです」とコメント。

今回のレスナーは打撃がブサイクであったので(もうちょい綺麗なストレート打ってた気がするんだが)、一発を持つ打撃屋を当てれば倒す可能性はあるが、あくまで可能性であってレスナーの強さは際立っていると思った。レスリング力でいうと、親父は一度だけテイクダウンされたが、まともに打撃をもらわずに立ち上がれたので、MMAレスリングの熟練者ならば太刀打ちできそう。


【○GSPvsアウベス×】

GSP強すぎ。隙なさすぎ。あのリーチの長いジャブで、スタンドを巧みにコントロールしながら、絶妙なテイクダウン。あのタックルは異常だ。一方、アウベスは入れ込みすぎだった。


【○フィッチvsパウロ×】

フィッチの勝ちパターン。しかし、パウロも首へのアタックは随所にいいものを見せていたし、フィッチ相手じゃなければ極まっていたかもしれない。いい選手である事を証明したと思う。個人採点で1Rは下から仕掛けたパウロにしたが、UFCジャッジも2者1Rパウロに付けていた事で、上に乗っていればポイントが貰えるという事ではない事を、再度証明した。


【○ダンヘンvsビスピン×】

2Rビスピンのジャブでコントロールされはじめていたところに、伝家の宝刀右スウィングがどんぴしゃでヒット。一瞬にして意識を刈る。ビスピンがアゴ上げて完全に失神しているところへ、飛び込んでのパウンドがアゴにガチコン入る。思わず1人で「うわっ」と声が出てしまった。「レフェりー遅いぞ、くそっ。ミスばっかのラヴィーンならば絶対すぐさま割って入った」と思ったのだが、リプレイ観たら止められんか……。ダンヘンかっこいい。


【○秋山vsベルチャー×】

秋山はおなじみの正座して一礼をUFCの通路でも披露。表情は思わず笑みが浮かぶようなリラックスしたもの。これは強がりなのか、魔王の成せるものなのか?オクタゴンに一礼した後の表情はゴンタクレそのもの。唇を突き出して、「ベルチャーしめたる」といった感じ。PEEPSHOWのスターであるホーリー・メディスンがゲストオクタゴンガール。肌が汚い。

判定が物議を醸しているが、微妙なところでしょう。自分のメモには「判定がぶれているな」と書いてあったけれど、どこを重視するジャッジなのかで変わってくると思う。個人的には29-28でベルチャー。ただ、30-27のジャッジはねぇ。

魔王が両手を挙げ「来い」と兄貴のような挑発を見せたところに、壁蹴りスーパーマンパンチがクリーンヒットしたシーンが笑えるハイライト。しかも、ベルチャーはその前に何度か後ろを気にして、支柱を確認していたので、前フリがあった。


【×ボナーvsコールマン○】

コールマン執念の勝利。ボナーが調子こいてバックスピンキックを出さなければ、どう転んでいたか。ガス欠を起こしながらもハートの強さを見せたコールマンは素敵でした。


【○ジョーンズvsオブライエン×】

JJの完勝だが、JJのムエタイかぶれが酷い。パンチだけならオブライエンが勝っているような感じ。JJはもっとパンチもよかったと思うのだが、ムエタイの影響が大きくそちらにシフトしているため蹴りがよくなりパンチが落ちた感じ。しかし、レスリングも素晴らしかったし、スピニングエルボーを打つ布石の凄さといったらなかった。リプレイして見てもらえればわかるが、JJがタックルのフェイントをしてオブライエンがそれに合わせた動きをしようとした際に、後ろ回転してエルボー。あれは貰う。攻撃の想像力が半端ない。そして、レスリングが強いので、がぶってのチョークはハメ技になりうる。


【○ドンヒョンvsグラント×】

ドンヒョンの完勝。グラウンド得意のグラントだが、ドンヒョンがかたく上から攻めて勝利。驚いたのは、グラントのペダラータの反則があった際に、速攻で1点減点されたところ。これまで、こんなにあっさり減点されたっけな?


【○ジムvsダンジグ×】

ジムが終始レスリングで上回り完勝。ダンジグがおしかったのは、2R終了間際のギロチン。時間さえあれば極まったかもしれない。ダンジグはオモプラがもっと上手ければ……。悉く潰された。ジムじゃないが、ダンの方はホーウィッチにオモプラッタで蹂躙された事があるから。


【×CBvsトム・ローラー○】

CBのタックルにギロチンで失神一本。CB脇が甘いなぁ。


【×グライスvsグーガティ○】

この試合もギロチン失神。グーガティの極めまでの一連の動きはよかった。


ファイトオブザナイトが秋山vsベルチャーだったように、微妙に不完全燃焼な大会だった。UFC100という事で入れ込みすぎたのかもしれない。記憶が薄れているが、同じ展開が続いたような印象があるGSPとフィッチの試合が8Rあったからかなぁ。


[ 2009/07/18 00:37 ] 試合の感想 | TB(0) | CM(4)

06/22  TUF Season9 Finale 結果と感想 

八百長と思った試合を再見した。比較的退屈なチバウvsギラードがそれだ。ひとまず、結果は以下。

6月20日(土・現地時間)
TUF9『Team US vs Team UK FINALE』
米国ネバダ州ラスベガス/ザ・パール

<第10試合 ライト級 5分3R>
○ディエゴ・サンチェス(米国)
(3R終了 判定29-28グイダ、29-27&29-28サンチェス)
●クレイ・グイダ(米国) 

<第9試合 TUF9ウェルター級決勝戦 5分3R>
○ジェイムス・ウィルクス(英国)
(1R4分54秒 リアネイキドチョーク)
●ダマーカス・ジョンソン(米国) 

<第8試合 ウェルター級 5分3R>
●ケビン・バーンズ(米国)
(3R終了 判定 29-28×3)
○クリス・ライトル(米国)

<第7試合 TUF9ライト級決勝戦 5分3R>
○ロス・ピアソン(英国)
(3R終了 判定 29-28×3)
●アンドレ・ウィナー(英国)

<第6試合 ライト級 5分3R>
○ジョー・スティーブンソン(米国)
(3R終了 判定 29-28×3)
●ネイト・ディアズ(米国) 

<第5試合 ライト級 5分3R>
●グレイソン・チバウ(ブラジル) 
(3R終了 判定 スコア発表ナシ
○メルヴィン・ギラード(米国) 

<第4試合 ウェルター級 5分3R>
○ブラッド・ブラックバーン(米国)
(3R終了 判定29-28ガル、29-28×2ブラッド)
●エドガー・ガルシア(米国)

<第3試合 ライトヘビー級 5分3R>
○トーマス・ドロヴァル(ポーランド)
(1R4分48秒 TKO)
●マイク・セスノレビッチ(米国)

<第2試合 ウェルター級 5分3R>
○ニック・オシプチェック(英国)
(1R3分40秒 リアネイキドチョーク)
●フランク・レスター(米国)

<第1試合 ライト級 5分3R>
○ジェイソン・デント(米国)
(1R4分46秒 アナコンダチョーク)
●キャメロン・ダラー(米国)


Fights of the Night:
-Diego Sanchez and Clay Guida
-Chris Lytle and Kevin Burns
-Joe Stevenson and Nate Diaz
Knockout of the Night:
-Tomasz Drwal
Submission of the Night:
-Jason Dent
各々25000ドルのボーナス。

驚きの3カードでFOTNのボーナスが与えられた。これは前代未聞だ。しかも、KIM WINSLOWというひょろひょろ女性レフェリーが登場して、ニックvsレスターとブラックバーンvsガルシアを捌いた。ワオッ。そして、八百長疑惑……。

まずは、サンチェスvsグイダの驚きで思わず笑ってしまう試合から。

【サンチェスvsグイダ】

グイダはセコンドに連続ビンタされながらハイテンションでオクタゴンイン。サンチェスも気合の入場。拳を振り上げ「YES!!YES!!」を連発。オクタゴンイン前に祈りをささげる。足を踏み入れると、オクタゴンを駆け巡りグイダと言い合い。グイダは「マイハウス!」と叫ぶ。リーチは72:68でサンチェスが4インチ上。グイダにブーイングと歓声。もちろん歓声が多い。サンチェスはいつもの「手と手を合わせて幸せ、南ー無ー」を行う。歓声。サンチェスはグッドシェイプ。前戦でまだライト級の身体になっていなかったが、今回は期待できる。

1R、いきなり特攻で前に出るサンチェス。アホみたいな怒涛の連打で詰めていく。もー、怖くて笑う。カウンター食らう事なんて考えてないのか。グイダも応戦するが、サンチェスの回転に怯んでガード一辺倒に。サンチェス更にフライングニー。なんなんだ、これは(笑) 更にアッパー。グイダもテンカオ。サンチェス再度フライグニー。続けてアッパー連発で追い込んでいく。ここにグイダがタックルでテイクダウン。フル。「いやー、サンチェスはアレ疲れたぞ」と思うが、サンチェスは3R運動量落ちないからさすが。サンチェスは下からもコントロール抜群。蹴り離して立つ。ここで、サンチェスが突然のハイキックでグイダが大の字ダウン。なんとか組み付いてグイダは立つ。更にサンチェスの右がカウンターでヒット。続けてアッパー連打でグイダは厳しい。グイダ組み付いて押し込んでいく。シングルレッグでテイクダウン狙うがかわされる。続けてショートアッパーのサンチェス。つか、グイダはタフすぎ(笑) このタフさは異常だ(笑) サンチェスがテイクダウンしサイド獲得。すぐハーフ。肘で嫌がらせからエルボー。グイダがあっさり立つ。サンチェスがあっさり立たれるって……。サンチェスの寝技落ちたのか?ここで、ブザー。個人採点はサンチェスの10-8。

1Rが熱すぎたので、長く書いてしまった。2Rはグイダがトップから攻めるがサンチェスの下からのコントロールが効いている。しかも、観客のグイダコールに触発されたのか、サンチェスは下からエルボー連発してグイダが上から防戦状態。それでも、グイダの10-9か。3R、落ち着いた立ち上がり。ポイントを睨んで無茶しないサンチェス。グイダは警戒のあまりか。スタンドではサンチェスの打撃が大分上。グイダのタックルを潰してバックに回るサンチェスがチョークを狙う。これは横向きになっていて、外れてグイダが上を取る。サンチェスはキムラ狙って、グイダはアタックできず。サンチェスは最後アームバーも狙ってブザー。サンチェス両手を挙げる。グイダはサンチェスの後から追っていき、健闘を称えあおうとするが、サンチェスは無視する(笑)サンチェス10-9。

判定は29-28グイダ、29-27サンチェス、29-28サンチェスのスプリットでサンチェス。1Rに2ポイント差にしないジャッジが多かったんだなと思ったが、それよりグイダに入れたジャッジは頭おかしい。3Rは打撃でサンチェスが取っている。そして、最後グイダがトップだったが、あれはグイダがテイクダウンしたわけではなく、タックルを潰してサンチェスがバックを取ろうとしたわけで、そこのポイントもサンチェス。更に下からコントロールしてまともにパウンドすら打てずに一本狙われていたわけだから、どう見てもグイダにポイントが入るわけがない。


【ネイトvsダディ】

残念。ネイトが連敗。1,2Rはとにかくダディがうまかった。ダディが金網に押し込んで、ネイトがサクラバを狙おうとしても、ポジションと対処がうまくて潰される。更に、ダディの押し込んでからの引き込み後ろ回転テイクダウンも素晴らしい。1.2R取られて後がないネイトだが、3Rは珠玉のラウンド。ネイトのグラウンドと、それに対処するダディの姿に大興奮。ネイトが奪ったラウンドだったが、一本取れなかった時点でジ・エンド。やっぱり、ネイトの試合は面白い。ネイトは打撃でグイダに打ち勝っていたように、スプロール磨いてトップから攻める事を課題として成長して欲しい。


【ダマーカスvsウィルクス】

うん、面白かった。上でどうかという試合じゃないが、非常に動きがあって面白いウェルター決勝となった。大満足。しかし、ウィルクスはスタンド成長しているなぁ。


【アンドレvsピアソン】

1Rアンドレ。2.3Rピアソンでライト級はピアソンが優勝。金網際でアンドレは巧みに押し込む側に回っていたが、次第にピアソンがショートで上回った。


【バーンズvsライトル】

6インチのリーチ差を利用して、バーンズはなんとか出来なかったのか?1Rバーンズで2.3Rはライトルの圧力に防戦一方。ライトルのオーバーハンドライトは毎度の空振りばかりなのだが、ああいうスタイルをアメリカの観客は大好きで、3R終了前から万来の拍手だった。


【ニックvsレスター、デントvsキャメロン】

TUF9の準決勝メンバーの試合。ニックはかすかに上積みありレスターは変わらず、ニックが一本。驚いたのはキャメロン。ヘロヘロだったのに、打撃が大分成長していて優勢に試合を進める。打撃で優勢なのに、突然タックルしてがぶられ、アナコンダ食らったのには笑いました。


【セスノレビッチvsドロヴァル、ブラックバーンvsガルシア】

特筆するものは何も無い。セスノレビッチとドロヴァルは全然駄目。ブラックバーンはジャブで1.2R支配して判定勝利。


【チバウvsギラード】

問題の試合。ジャッジが八百長ではないかと思っている。ブルース・バッファーの判定読み上げ時に、いきなりスプリットでギラードとコールされた。それまで、ユナニマスもスプリットも全て、スコアを読み上げた後、勝者のコールがされていた。スプリットなら溜めを作って観客を煽る。それが、突然スプリットでギラードと言われる。しかも、「チバウが判定勝利だな」と思っているところなので、唖然とした。いまだに、公式でスコアの発表はないし、他でも発表ナシとなっている。これは、どういう事なのか?

はっきりしているのは3Rはチバウのラウンドだった。2Rは微妙ながら個人的にギラードとした。つまり、1Rがどうかという事なので1Rを再見した。打撃ではほとんど差を付けられるようなものはない。チバウの打撃も若干あたっているし、ギラードの打撃もポイントは僅かなキックのみ。2度のテイクダウン(しかし即ケツ立ちされている)、一度のスラムから軽いコツコツパウンドをしたチバウが取ったラウンドだろう。

なぜこんな事が起きたのかはわからない。チバウのスタイルは確かに上層部が好むものではない。テイクダウンしても、ほとんどパウンドを打たずにコントロールのみを目的として、結構簡単に立たれてしまったりもする。もしかしたら、そのスタイル的に「こういう戦い方はポイントにならないぞ」という見せしめにされたのかもしれない。もしかしたら、マフィアの裏賭博でもあったのかもしれない。読み上げがない事から、もしかしたらジャッジ結果の集計でミスがあったのかもしれない。そうしたら、しばらくしたら判定は変更されるだろうが。原因が何かはわからないが、二度とファンをがっかりさせないでほしい。



[ 2009/06/22 22:42 ] 試合の感想 | TB(0) | CM(2)

06/17  UFC99 -The Comeback- 結果と感想と賭け事 

三沢光晴が亡くなった。自分でも驚くほどの喪失感がある。ただ、ひたすら冥福を祈るのみだ。


UFC99の結果は以下。

UFC 99 : FRANKLIN vs SILVA
2009年6月13日(土/現地時間) ドイツ・ケルン・ランクセスアリーナ

第12試合 195ポンド(88.45kg)契約 5分3R
○リッチ・フランクリン
×ヴァンダレイ・シウバ
判定3-0 (30-27/30-27/29-28)

第11試合 ヘビー級 5分3R
○ケイン・ヴェラスケス
×チェック・コンゴ
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)

第10試合 ヘビー級 5分3R
×ムスタファ・アルターク
○ミルコ・クロコップ
1R 3'06" TKO (レフェリーストップ:スタンドパンチ)

第09試合 ウェルター級 5分3R
○マイク・スウィック
×ベン・サンダース
2R 3'47" TKO (レフェリーストップ:スタンドパンチ)

第08試合 ライト級 5分3R
○スペンサー・フィッシャー
×宇野 薫
判定3-0 (29-28/29-28/29-28)

第07試合 ウェルター級 5分3R
×マーカス・デイビス
○ダン・ハーディー
判定1-2 (29-28/28-29/28-29)

第06試合 ライト級 5分3R
○テリー・エティム
×ジャスティン・ブッフホルツ
2R 2'38" スピニングチョーク

第05試合 ライト級 5分3R
○デニス・シバー
×デール・ハート
1R 3'23" チョークスリーパー

第04試合 ウェルター級 5分3R
○ポール・テイラー
×ピーター・ソボッタ [Peter Sobotta]
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)

第03試合 ライト級 5分3R
○ポール・ケリー
×ローランド・デルガド
判定3-0 (29-28/29-28/29-28)

第02試合 ヘビー級 5分3R
×デニス・ストイニッチ
○ステファン・ストルーヴ
2R 2'37" チョークスリーパー

第01試合 ウェルター級 5分3R
○ジョン・ハザウェイ
×リック・ストーリー
判定3-0 (29-28/29-28/30-27)



ファイト・オブ・ザ・ナイト
リッチ・フランクリン vs. ヴァンダレイ・シウバ
ノックアウト・オブ・ザ・ナイト
マイク・スウィック
サブミッション・オブ・ザ・ナイト
テリー・エティム

各々6万ドルのボーナス。

今回の大会でめちゃくちゃ気になったのは、判定読み上げ時にポイントを読み上げなかったところ。スプリットの場合のみ読み上げていたが、これは当然。ドイツ開催だからなのか?もしも、次回同じように読み上げがなかったら、個人的に注目している点なのでショックだ。一応上の結果にはポイント数も書いてあるので気になる方は参照を。


【宇野vsフィッシャー】

最初はこの試合を。フィッシャーはいい選手だけれど、UFCライト級の中では二線級である事は否めない。日本のMMAの為にも、是非勝利してTOP戦線に絡んで欲しいと願っていた。

入場で叫び声をあげる宇野は気合十分といったところ。しかし、ワセリン前に係員に促されセコンド陣とハグするお馴染みの場面で、宇野は運営側の言葉がわからず戸惑う。この後は、気合十分な表情が不安な表情に変わっているように見える。リズムが狂ってはいないか?嫌な予感がする。オクタゴンインして、いつも通り大の字に寝る。リーチは70:68で宇野が上。

1Rの宇野は動きが噛み合っていないように見える。素直なタックルも相手のパンチへのカウンタータックルも全て見切られる。パンチを最初から捨てている戦術に「それではテイクダウン奪うのは至難だ。スタミナ削れた後半になれば違うだろうが……」と思う。なんでも器用にこなす宇野なのだから、もっと散らして意識を逸らすべきだと感じた。2Rに入ると宇野らしい動きが見られるようになる。特に、タックルを切られ、あえて下になりながらその反動を利用し、回転して上獲得を狙う動きは痺れた。しかし、この動きにもフィッシャーは対応してスタンドになる。これらに対してもブーイングする観客にガッカリ。2Rは贔屓目に見て宇野……。実際はフィッシャーだなぁ。贔屓目に見てというのは、宇野のグラウンドムーブを評価したりしちゃているからであって、実際はコントロール出来ていないのでそれはポイントにならないし、打撃入れられていたから。3Rは最後に猛ラッシュの宇野10-9。アレが最初から出来ていたら違うのだが、元気なうちはケツで立たれるし、そうならないのはわかっていたわけで……。

とはいっても、打撃のテクニックでは今回かなり差があった。宇野のジャブも簡単にカウンターを合わされていた。今回としたのは、いつもならもう少し出来ていると思うので、宇野に浮ついたところがあったがゆえだと思う。特に1Rはフワフワしていた印象がある。次の試合に期待したい。


【シウバvsフランクリン】

基本的にフランクリンの距離で試合が進み、シウバは翻弄される。スマートなボクシングではフランクリンが上で(ダンヘンも負けてたが、ダンヘンは泥臭い打撃からのテイクダウンがあるため勝てた)、どう見てもインファイトで乱戦に持ち込むしか勝ち目がない。何度かそういう場面を作っていたが、結局フランクリンの戦略にやられてしまった。観客にはシウバ大人気で、試合後のフランクリンへのインタビュー時はずっとブーイングが続く。シウバのインタビューには歓声。

シウバは観客を盛り上げるべく煽り、真っ直ぐ向かっていき、危ない場面でこそ拳を振るい、最高のファイターである事を再び証明した。しかし、打たれ弱くなっている事が気にかかる。このまま無茶な試合を続けたら、晩年が心配される。打撃の衝撃力を考えたら、個人的にはミドルに下げる事は諸手を挙げて賛成する。


【ヴェラスケスvsコンゴ】

ヴェラスケのアタック重視のスタンドのモロさが出てしまった。実際、よく見ながら動けば、コンゴのワンツーをスウェーでスルスル避けた場面のように、目はいい。スタンドでは攻防一体ではなく攻に偏りすぎという事だ。しかし、一撃入れられた後の対処が見事すぎるほど見事。私は思わずヒョードルを思い出した。2度オールアメリカンを獲得しているように、テイクダウン技術とその後のコントロール(コントロールが特に凄すぎる)は最高すぎる。普通ならば返されるような場面でも、キッチリ上を取り続けパウンドは止まらない。今回の試合を反省して、次回はもう一段階レベルが上がったヴェラスケスを見せてくれると信じている。


【スウィックvsサンダース】

あらゆる面で、スウィックが上。サンダースは負けた後自分で笑っちゃってました。個人的には手足の長さと身長の高さで、巧い事首相撲に繋げられれば面白いと思っていたけれど、実はリーチ77:77.5でサンダースが若干長いだけでほとんど変わらなかった。以前の資料では、サンダースのリーチ78.5インチ(199cm)、身長191cmだったんだけどなぁ。スウィックはウェルターにしては相当リーチある。


【ハーディーvsデイビス】

互角のいい試合。ハーディーが74:70とリーチは長く、そしてやっぱりデカイ。3R最後のエルボーによる出血がなければデイビスもありだった試合だが、私も1Rデイビス、2Rハーディ、3Rハーディだった。体格差が大きな勝因だと思う。


【ストルーヴvsストイニッチ】

血だるま。凄い事になっていた。ストルーヴの額の流血が凄まじく、日本ならばドクターストップだっただろう。しかも、UFCって傷の処置はするんだけど、流れた血は拭き取らないので凄惨。ストルーヴは2Rバックマウント奪った時にも、オクタゴンに血だまりが出来ていて、あそこで一本取れなかったら危なかった。血まみれで諸手を挙げて勝利を喜ぶストルーヴに「血を拭け、血を(笑)」とツッコミ、「ドイツのお偉方から残酷なショーだと言われるぞ」と思いました。


【エティムvsブッフホルツ】

1R、エティムのミドルへブッフホルツが右を合わせて、怒涛のパウンドからあわや終了という場面も。しかし、2Rはエティムが蹴りをうまく使ってブッフホルツを完封し最後はダースチョークで一本。お見事。


【ミルコvsアルターク】

サミングがなぁ。あれなくても勝っていた試合だけれど、ミソ付けちまった。前手を開いて距離を測り、捌くというのは、普通に見られる事なんだけれど、オープンフィンガーグローブじゃ禁止にした方がいいかもしれない。でも、そんなこと言われたらグラップラーは困るな。


【シヴァーvsハート、テイラーvsソボタ、ケリーvsデルガド、ハザウェイvsストーリー】

特筆する点はない試合たち。一つだけ、ケリーvsデルガドの試合は、個人採点で1Rデルガド、2Rケリー、3Rケリーだった。1Rは私はデルガドの寝技を完全に評価したのだが、ジャッジは違って殴る事を優先するかもしれないと思っていたら、ちゃんと(29-28/29-28/29-28)という判定結果だった。

今回のドイツ大会は、カナダ大会のような地元贔屓な糞ジャッジはされず、妥当な判定がされていたので安心した。一部ではシウバと宇野の試合のジャッジに不満があるようだけれど、それはPRIDEのジャッジ方法をイメージしているからだと思う。


【シルビアさん】

しかし、シルビアさん。
シルビアさ~~~~~~~~ん!!!!!!!!!!

シルビアさんのやんわりとした何にも考えてないような右に、マーサーの右がどんぴしゃでヒットしてズーーン。もー、勘弁して(笑) 愛すべきシルビアさんが、より一層というか完全にネタ方面へ突進している。可愛い苛められっ子シルビアさんを愛でているので、さすがにお笑い三等兵みたいなのは勘弁だ。MMA自体が笑いものになってしまう。



■前回のエントリーの賭け結果。

忘れていました。前回のエントリーで書いたUFCで儲けられるかの結果です。

4通りの賭け方を書きましたが、
【その1】は大成功で18.29万円のリターン。17万円の儲け。
【その2】も成功で、6.62万円のリターン。
【その4】のセコイのも当然成功で2万円の転がし資金に。

【その3】の1大会で400万円獲得大作戦は、さすがに失敗(笑)

スウィックvsサンダースを【その3】の予想から外して140万円というのも書きましたが、宇野が日本的ジャッジだったらまさに140万円配当まで到達してました。【その3】方式はリスクがあるので、金額的にとてもやれませんけれど(笑)

とは言っても、私は予想をして書いただけで賭けてません。こんな方法で稼げるかもしれませんよという提案だったのですが、これで誰か興味持ったりしたのではないでしょうか?




[ 2009/06/17 22:47 ] 試合の感想 | TB(0) | CM(0)

06/10  WEC41 -BROWN vs FABER Ⅱ- 結果と感想 

昨日のフランク・ミアの話は、私の中では「ミア笑えるな。少しくらい反響あるかも」くらいに思っていたら、シーンと静まりかえるくらいアクセスされず。いや、ピキーンと凍りつくくらいか。日本のミアファンが若干増えるかもと思っていたのだが、そうはいかなかった(笑) 私の書き方がつまらなかったなと思うのだが、一応興味ある方「フランク・ミアの頭はお花畑?」をどうぞ。

というわけで、表題の結果は以下。

■WEC「WEC41 BROWNvs.FABER 2」
6月7日(日・現地時間) 米国カリフォルニア州サクラメント アルコ・アリーナ

<第10試合 WEC世界フェザー級選手権試合 5分5R>
[王者]○マイク・ブラウン(米国)
(5R終了判定)49-46×2.48-47
[挑戦者]●ユライア・フェイバー(米国)

<第9試合 フェザー級 5分3R>
○ホセ・アルド(ブラジル)
(1R0分08秒 TKO)
●カブ・スワンソン(米国) 

<第8試合 ライト級 5分3R>
○ドナルド・セラーニ(米国)
(1R4分38秒 リアネイキドチョーク)
●ジェイムス・クラウス(米国)

<第7試合 フェザー級 5分3R>
○ジョシュ・グリスピー(米国)
(1R0分33秒 ギロチンチョーク)
●ジェンス・パルバー(米国) 

<第6試合 フェザー級 5分3R>
○マニー・ガンバーリャン(米国)
(3R終了判定)
●ジョン・フランチ(米国)

<第5試合 バンタム級 5分3R>
○ハファエル・リベーロ(ブラジル)
(1R1分55秒 リアネイキドチョーク)
●カイル・ディーツ(米国)

<第4試合 ライト級 5分3R>
○アンソニー・ペティス(米国)
(1R1分49秒 三角絞め)
●マイク・キャンベル(米国)

<第3試合 バンタム級 5分3R>
○アントニオ・バヌエロス(米国)
(3R終了判定)
●スコット・ヨルゲンセン(米国)

<第2試合 バンタム級 5分3R>
○フランク・ゴメス(米国)
(2R3分12秒 三角十字)
●ノア・トーマス(米国)

<第1試合 バンタム級 5分3R>
○セス・ディークン(米国)
1R2分30秒 三角絞め
●ロナルド・ペレス(米国)



三賞は
ファイト・オブ・ザ・ナイト
マイク・ブラウン vs. ユライア・フェイバー
ノックアウト・オブ・ザ・ナイト
ホセ・アルド
サブミッション・オブ・ザ・ナイト
セス・ディークン

各々1万ドルボーナス


スピード感溢れる興行で、いい大会だったと思う。


【アルドvsスワンソン】

まずはこの試合を。
身長、体重、リーチ全て同じなこの二人。ブザーが鳴ると、スワンソンは微笑んで拳を合わせる。一旦離れた両者。アルドがファーストコンタクトでいきなり飛び膝!!!顔面クリーンヒットでダウンしたスワンソンにパウンドをまとめてTKO。飛び膝は、左膝を当てた後、滞空中に右膝も突き刺す2段ロケット。もー、センスの塊。スワンソンだって強い選手なのに、この神がかったフィニッシュ。アルドの前々戦を観戦した神の子KIDは、カウンターニーのKO決着に「スゲー!!」と興奮していたが、神の子を唸らせるアルドが王者挑戦決定でしょう。今日の試合が決まる前に、1戦挟んでタイトル挑戦という話だったので、ほぼ確実だと思います。

ブラウンがフィジカルでねじ伏せるか、それともアルドがその天才性で軽やかに飛び越えるのか、見物です。ブラウンはスタンドで一瞬無防備になったりするので、穴はある。


【フェイバーvsブラウン】

文句なしのファイトオブザナイト。惜しむらくは、1Rで折れてしまったフェイバーの拳。外側2箇所がポッキリいっちゃってる。あれでよく5R戦ったと思う。「今日はエルボー多投するな」と思って観ていたが、インタビューを聞いて納得。ブラウンはフィジカルで圧倒し、ガンガンテイクダウンを奪い、ショートから抱えてのアッパーも光って、文句なしの判定勝利。

この試合で気になったのは、ラウンドインターバルのリプレイ。もろフェイバー寄りで見てられなかった。ジャッジの結果を聞く前は嫌な予感が凄くしていた。結果的には、しっかりと3者ブラウンだったので安心したが。観客が判定にブーイングしてたのは、ご愛嬌。


【セラーニvsクラウス】

わお、セラーニのリーチ73に対して、クラウスは75。長すぎ。ストライカーのセラーニにするとちょっと怖いかも、と思ったのは杞憂でした。クラウスのスタンドはヘタ。スタンド、グラウンド両面でセラーニが圧倒して、チョークで一本。セラーニのオモプラ等、自分に必要な技術を着実に身に付けている姿に頷いた。


【パルヴァーvsグリスピー】

パルヴァーの涙のお別れ演説が切なく。会場もスタンディングオベーションを送る。辞めるのか辞めないのかはわからないが、パルヴァーは今のMMAに追いついていない。


【キャンベルvsペティス】

ペティスがギロチン→アームバー→アームバー→トライアングルで一本と、楽しませてくれた。こういう試合が興行の中に一つあるかないかで、満足度が変わると思う。


【ディークンvsペレス】

ディークンのフライングトライアングルで一本勝利!!!三角の体勢になってから、ちょっと時間が掛かってしまったため鮮烈さを失ってしまったが、お見事です。


さて、綺羅星の如くタレントが集まったTUF5にて準優勝を遂げたマニーが、UFCからWECに移籍し階級を落としてアンダーで再出発している。結果を聞くと、「漬けたんだろうな」と想像できる判定勝利。なんてったって、マニーはあのローゾンを下してTUF5の決勝進出を果たした選手だけに、WECのフェザー級をかき回してくれることを期待します。つっても、面白味はあまりないんだけれど……。





[ 2009/06/10 00:18 ] 試合の感想 | TB(0) | CM(2)

06/08  Strikeforce - Lawler vs. Shields 結果と感想 

地域興行として力を蓄え、ダナすらも賛辞を送るSFが、とうとうズッファに次ぐNo.2イベントまで上り詰めた。メジャーファイターを揃え、階級を超えてマッチメイクした今回。大会としては吉と出るか、凶と出るか。結果は以下です。

■ Strikeforce - Lawler vs. Shields
June 6, 2009 Scottrade Center, St. Louis

1 ○Pat Benson ●Dave Lehr Cochran
Submission (Armbar) 1R 2:42

2 ○Lucas Lopes ●Scott Ventimiglia
DQ (Illegal Knee) 1R 3:26

3 ○Tyron Woodley ●Sal Woods
Submission (Arm-Triangle Choke) 1R 4:20

4 ○Booker DeRousse ●James Wade
TKO (Punches) 1R 4:06

5 ○Mike Kyle ●Rafael Cavalcante
TKO (Punches) 2R 4:05

6 ○Jesse Finney ●Josh Bumgarner
Submission (Keylock) 1R 1:55

7 ○Mike Whitehead ●Kevin Randleman
Decision (Unanimous) 3R 5:00

8 ○Joe Riggs ●Phil Baroni
Decision (Unanimous) 3R 5:00

9 ○Nick Diaz ●Scott Smith
Submission (Rear-Naked Choke) 3R 1:41

10 ○Brett Rogers ●Andrei Arlovski
TKO (Punches) 1 0:22

11 ○Jake Shields ●Robbie Lawler
Submission (Guillotine Choke) 1R 2:02




超絶アップセットが起こり、メインの階級下ファイター二人が激勝!!!最も興味があったファイナルまでの3試合。それでは感想行ってみます。


【兄貴vsスコット・スミス】

やっぱり最初は兄貴の試合。
階級上がっていつもの懐の深さが通用するのか、それともグラウンドに持ち込むのか?兄貴は真っ向からストライカースミスに対して、打撃戦に挑む。両手を挙げながら、ガンガン前に出てジャブジャブストレート、フックフックボディといつもの兄貴。ゆったりとしたヘロヘロパンチが問答無用にヒットしていく。スミスの鋭いパンチが時折襲い掛かるが、兄貴はスイスイ避けながら自分の打撃を入れまくる。打撃は軽い。軽いが何十発もヒットするので、ありゃ効きます。今回も顔を突き出し「打って来い」といわんばかりなパフォーマスを見せる兄貴。3R開始にスミスが握手を求めたが、兄貴はそれを振り払う。兄貴のボディが何度も効かされグロッキーなスミスが、ヘロヘロなタックルに来たところを潰してバックに回りチョーク一閃。一本。

階級の違いなんぞ、もろともせずプヨプヨ兄貴完勝。しかし、怖かったのはスミスは兄貴のパンチをほとんど額で受け止めていて、兄貴も空いている額めがけて殴り続けた事。拳痛めてしまったんじゃないかと不安になった。


【シールズvsローラー】

元々ウェルター級のローラーだが、ここ数年はミドルでやっていたので身体がミドルにマッチしている。ウェルターで大き目のシールズだが階級を上げ、なおかつこの階級の実力派ストライカーのローラーに通用するか。

1R開始すると、シールズはサっと真ん中を陣取り蹴りを中心に組み立てる。青木戦法。パンチはぶさいく過ぎるシールズだが、ミドル、ロー、ミドル、ジャブ、ローと蹴りを放っていく。ローラーは待ちの姿勢で手を出さない。なぜ手を出さない?組み付いたシールズが、一気にギロチンで引き込む。それを持ち上げてスラムしたローラーだが、離す事は出来ずタップで一本。

ローラーは手が出なかったなぁ。最近のストライカーのトレンド:待ちカウンターといった感じにも出来ていなく。ロー、ミドルに合わせられない。兄貴に続いて、先手を取る選手が連勝した。これは、地殻変動を意味するのか?


【アルロフvsロジャース】

ビッグアップセット。まず、アルロフのローがヒットした。続いてアルロフが2度目のローを不用意に出すと、そこにロジャースがワンツーを合わせ空振り。下がったアルロフに対し、ロジャースが続けて放った左フックがテンプルヒット。追うロジャースの左右フックが続けてヒットでアルロフ轟沈。ロジャースが詰めてきたところでマッカーシーがストップしてKO。

うーん、2発目のローは不用意だった気がする。ちょうど呼吸が合ったところだった。ロジャースの圧力を捌き切れず、アルロフの際立った打たれ弱さによりこの結果が生まれた。リーチも77:81.5とロジャースが11.5cm上回っていた。


【バローニvsリッグス】

リッグスの動きのよさが目立った。バローニもコンディションよく、いい動きをしていたが、総合格闘家としての引き出しの多さはリッグスが一枚も二枚も上。両者グッドシェイプでいい試合でした。


【ランデルマンvsホワイトヘッド】

ランデルマン……。練習の動画、前日計量で、「乳首が垂れてるな……」と不安が走る。昔の獣のような身体ではない。とは言っても、十分ごっついんだけれど。試合は塩。ランデルマンは終始手がでない。何を待っているのか?何がしたいのか?全くこちらに伝わってこない。ローラーの手がでないのも気になったが、3Rフルで戦ったこの試合は凄くそれが目に付いた。「出せっ、手を出せっ。お前のスピードならば大振りしなければ、簡単にホワイトヘッド相手なら当てられるからっ」と、ずっと思い続ける。3Rになり、ようやく大振りのフックを二発出す。心の中で「それでいい」と呟く。疲れたホワイトヘッドのちょこちょこボクシングに対し、ランデルマンの左フックがどんぴしゃでヒット。パウンドで追撃するが、ホワイトヘッドは立ち上がり逆に前に出ながらパンチを振るう。ここでランデルマンは見てしまう。「見るんじゃねえ!ダメージのごまかしだっ!手を出せっ」と思うが、ランデルマンは下がって組み付かれテイクダウンされる。これで万事休すでした。

元々アグレッシブではないんだよなぁ。格上相手で自分を捨てるような試合にならない限り。でも、ランデルマンが何がしたいかわからなかったし、アメリカ復帰戦として最悪のものになってしまった。



【結果を振り返って】

今回の結果で、シールズはUFCに出ない限りウェルターじゃ敵なしという事を証明した。残るは兄貴くらいか。今回興味深いのは、アグレッシブな選手が全て試合を制したという事。先手を奪うべく、図りながら試合を組み立てる、これはトレンドと違う方向に行っている。自分の地位を守る為もあり、固くカウンター狙いをするタイプが各階級の上位陣に多い中、別の可能性を示したのかもしれない。

アグレッシブの代名詞であるフェイバーのブラウン戦がどうなるか、楽しみだ。



[ 2009/06/08 00:35 ] 試合の感想 | TB(0) | CM(0)

05/25  UFC98 -LYOTO涙の戴冠- 結果と感想 

今回は見所たっぷり。触れたい事もたっぷり。TUF9についての更新を全然してないのだが、後回しにして書きます。

というわけで、結果は以下。

UFC 98 : EVANS vs MACHIDA
2009年5月23日(土/現地時間) 米国ネバダ州ラスベガス・MGMグランド

第11試合 メインイベント UFCライトヘビー級タイトルマッチ 5分5R
×ラシャド・エヴァンス(王者)
○LYOTO(挑戦者)
2R 3'57" KO (左フック)
※LYOTOが新王者に

第10試合 ウェルター級 5分3R
○マット・ヒューズ
×マット・セラ
判定3-0 (29-28/29-28/29-28)

第9試合 ミドル級 5分3R
○ドリュー・マクフェデリース
×プロフェッサーX
1R 0'37" TKO (レフェリーストップ:スタンドパンチ連打)

第8試合 ミドル級 5分3R
○チェール・ソネン
×ダン・ミラー
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)

第7試合 ライト級 5分3R
×ショーン・シャーク
○フランク・エドガー
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)

第6試合 ウェルター級 5分3R
○ブロック・ラーソン
×マイク・パイル
1R 3'06" 肩固め

第5試合 ヘビー級 5分3R
○パット・ベリー
×ティム・ハーグ
1R 1'42" フロントチョークスリーパー

第4試合 ライト級 5分3R
×フィリーペ・ノヴァー
○カイル・ブラッドレー
1R 1'03" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

第3試合 ライトヘビー級 5分3R
○クリストフ・ソジンスキー
×アンドレ・グスマォン
1R 3'17" TKO (レフェリーストップ:右ストレート)

第2試合 ウェルター級 5分3R
○吉田善行(東京イエローマンズ)
×ブランドン・ウォルフ
1R 2'24" フロントチョークスリーパー

第1試合 ライト級 5分3R
×デイブ・カプラン
○ジョージ・ループ
判定1-2 (29-28/27-30/27-30)



FIGHT OF THE NIGHT : Matt Hughes and Matt Serra
KNOCKOUT OF THE NIGHT : Lyoto Machida
SUBMISSION OF THE NIGHT : Brock Larson

各々6万ドルのボーナス。なぜボーナス減っているんだろう?



【LYOTOvsエヴァンス】
まずはこの試合を。

前日の計量ではエヴァンス93kg、LYOTO92.5kg。減量はいつまで経っても得意ではないLYOTO。デビッド・ヒース戦では90.3kgと3kgも規定を下回ったりしている。アメリカンのエヴァンスを差し置いて、歓声の大きさはLYOTOに軍配が上がる。カウントダウンUFC98という煽り番組でも、エヴァンスよりもLYOTOが主役の作り。

LYOTOが入場。前戦も入場曲を変えていたが、今回もチェンジ。「リョォトーマチダー」と叫び声があがるおなじみの曲ではない。礼儀正しく、一礼してオクタゴンイン。そして、コーナーを間違えて王者側に行ってしまうLYOTO(笑) 気持ちはすでに王者なのか。慌てて青コーナーに戻る。身体はふっくら仕上がっている。

一方のエヴァンスは、ワセリンチェックなどの間も入場曲にあわせて踊ってノリノリ。獣のごとく両手をついて四足でオクタゴンインするエヴァンス。

リーチは75:74とエヴァンスが若干上。ブルース・バッファーのコール時もLYOTOの方が歓声が大きい。ほんの極わずかなブーイングがあるのみ。

そして、このコール時に大事件が起きたのだ。なんと、エヴァンスが乳首をいじらないっ!!「あっ、エヴァンス負けたな」と思いながら、「最近はやらなくなったっけか?」と首をかしげた。まぁ、どうでもいい(笑) そんな中、運命のゴングが打ち鳴らされた。

1R、真ん中を陣取るLYOTO。回るエヴァンス。間合いが遠い。LYOTOスイッチからロー。早くもブーイング。エヴァンスのロー空振り。間合いが遠すぎる。両者ヒットなし。LYOTOがハイ。エヴァンスぶさいくフックを二発空振り。LYOTOミドル。エヴァンスのローにカウンターの左は空振。若干距離が近くなる。LYOTOコールが会場に小さく鳴る。ここで、LYOTOの左ミドルからの同時に左ストレートがヒットでエヴァンス倒れる。そこにパウンドを落としてくLYOTOだが、エヴァンス立ち上がって、落ち着く。LYOTOローからハイ。ブザー。大歓声。LYOTO10-9。左の蹴りから、同じ左のストレート。これはエヴァンスにとって、怖い。

2R、このラウンドも回るエヴァンス。LYOTOロー。大マチダコール。LYOTOミドルから組んでテイクダウン狙い。これは耐えるエヴァンス。猫科の動物を思わせる動きのエヴァンス。とにかく、エヴァンスはカウンターが取りたい為に、上体を揺らしながらフェイクを入れまくる。これを見てて感じたのは、エヴァンスが戦前見付けたと言っていたLYOTOの弱点は「LYOTOはカウンターが得意で、フェイクのパンチにまれに反応している。それを逆手に取って、そこにカウンターを入れる」というものだったのではないかと感じた。

エバンスの右にカウンターでLYOTOが3連打。それに対して、エヴァンスも右をダブルで被せていく。これが唯一のまともな被弾か。すぐに距離をとるLYOTO。LYOTOハイ。間合いが凄く近くなる。その近い距離でも、エバンスが先に仕掛けるパンチは悲しく空を切る。完全にLYOTOに見切られました。エヴァンスがミドル。エバンス回らなくなる。前にでたエヴァンスに、超カウンターで右がヒット。更に一発右ヒット後、腰から落ちたエバンスにパウンド連打、立ち上がるエヴァンスだが更にLYOTOの打撃が追っていく。何発も厳しいヒットがあった後、一旦バックステップしての左ストレートがアゴを打ち抜きエヴァンス腰砕け失神!!会場大爆発。

カウンターのヒットは、武道でいう先の先。エヴァンスの右ストレートが出ると見極めた瞬間にLYOTOの左がヒットしている。エヴァンスの右は始動したくらいの位置なので、クロスにもならない。エヴァンスの右は、LYOTOの左ヒット後に遅れて出てきて力なく空を切る。

勝利したLYOTOはオクタゴン中央で、感極まりながら正座。ここで正座するメンタリティーが泣ける。兄弟がオクタゴンインして旗を振って喜びを表す。いつもの名物カットマン・デュランも祝福。空手着の上からベルトを巻かれる際には、再び感極まった表情。インタビューで涙を見せる。

「KARATE IS BACK !!! 何か夢を持つみんな、一歩踏み出すんだ。そうする事で、俺はチャンピオンになれたんだ。ドラゴン(LYOTOのニックネーム)がチャンピオンだ」続けて、ファン、家族と妻に感謝する。ドラゴンというニックネームは空手の東洋の神秘的なところからも来ているが、もう一つ町田龍太という和名の龍からも来ている。日本のインタビュアーがブルース・リー云々のドラゴン話しかLYOTOに突っ込まないのは、どうなのだろうと思う。

一方のエヴァンスは凄く切ない表情。LYOTOは試合後の囲みインタビューでも泣いている。LYOTOは決定力持ってきたなぁ。と、糞長くLYOTOの戴冠を書きました。でも、それくらい思い入れがあるので、とても感慨深いのです。TUF10ではランペと共にコーチ役の可能性大だから、低迷するTUF9なんかすっ飛ばしてTUF10が見たい。

オマケでLYOTOの親父、町田嘉三氏の泰然自若っぷりがよくわかる画像をお届け。

町田嘉三

横のあんちゃんが、手を挙げ立ち上がっているのに、親父さんは何の反応も見せず。ザ・武道家って感じだ。でも、ウィスキーのシーバスが大好きな陽気な親父でもある。親父さんのことを知りたい方は、以下のところからインタビュー動画をどうぞ。

LYOTOの親父・町田嘉三インタビュー その4まであります。
町田嘉三インタビュー 延長戦 その2まであります。



【シャークさんvsエドガー】

シャークさんを愛し、一方エドガーのUFC登場時に大興奮した身としては辛い試合。リーチは72:67でエドガーがかなり長い。この13cm近いリーチ差が、試合を決定付ける。タイグリと火の出るような打ち合いを制したボクシング巧者のシャークさんだが、エドガーのステップに空を切るばかり。一方、エドガーの軽いけれどスピード溢れるコンビネーションが、シャークさんを削っていく。1Rの時点で接近戦か、テイクダウン作戦しか攻略できない事がわかったが、接近戦も足を使われて無理。完敗でした。エドガーは本当にたいしたものだと感じると共に、以前に比べて若干身体に厚みが出てきた事に喜んだ。

しかし、リプレイなど完全にエドガーよりの作りだったのが気になる。UFCにシャークさんは好かれてない。だから、精一杯ズッファに好かれようと、今のボクシング偏重スタイルになったのだが、昔のテイクダウンしてクルクル回りながらパスして翻弄するシャークさんが見たい。



【ノヴァーvsブラッドレー】

衝撃の糞レフェリー再び。UFC96のブラウンvsセル戦で最低のレフェリングを見せたラヴィーンがここでもやっちまった。次世代のエース候補のノヴァー。ネクストアンデウソンさんと呼ばれるノヴァーが、糞レフェリーの餌食になり黒星を付けられてしまった。

UFC98の放送が始まった時に、観客からラヴィーンが登場する度に大ブーイングが巻き起こった。しかし、このノヴァ戦は放送されなかったために、私は「UFC96での事から、名物ブーイングレフェリーになったんだな」と思っていた。そうではなく、アンダーカードでド偉い事をやらかしたから、超絶ブーイングにさらされていたわけだ。ニック兄貴ばりのブーイングだったもの。しかも、ラヴィーンには憎しみのみでのブーイング。

確かに意識を失ったかのような動きがあったのでラヴィーンは止めたのだが、実際はピンピンだったからノヴァーは納得できないわけで。さすがに、連続して問題起こしているのでラヴィーンは何かしらの処分があるだろう。


【ブランドン・ウォルフvs吉田善行】

吉田おめでとう!!今回でUFC2勝1敗。UFC下位レベルの二人を一蹴した事で、中堅レベルの実力があることは証明した。ただ、ちょっと気になったのは、グレッグ・ジャクソンの元で練習してきた成果は示せてないなと。いつもとあまり変わらない吉田の姿があった。



【ヒューズvsセラ】

セラは本当に偶然の一撃が多いなぁ。今回は頭突きだったけど。しかし、ヒューズの劣化ぶりは悲しいものがある。現役続行らしいけど、殿堂入り確実な活躍をかつて見せていたのだから、もういいんじゃないかと言いたい。今回の試合で引退するという気持ちになっていたのを翻したのは、恐らくリデルに対するダナの寵愛ぶりに比べて、自分にはどうなの?という気持ちがあるからだろう。リデルには引退後重要なポストを任せるのに、俺にはないの?と。ヒューズの場合、人間性に問題があるから(笑)、リデルに比べると扱いが難しいのは確か。



【パイルvsラーソン、ベリーvsハーグ、クリストフvsグスマォン、ダン・ミラーvsソネン、プロフェッサーX vsマクフェデ】

準備期間短いパイルは可哀想だったな、ハーグの小シルビアさん的風貌は最高、クリストフ便利屋生活楽しみ中、ソネンはここ止まりかな、暖め軍団マクフェデさんさすがっす。という感じ。



【ループvsカプラン】

実は、この試合だけ他の事をやりながら片手間に見てた。上取っているのはカプランだが、有効なアタックはないような。打撃で若干ループ?カプランはローを効かせてる。という断片しか見てない。結果は29-28カプラン、30-27ループ、30-27ループのスプリットでループ。観客はブーイング。といったものなのだが、ジャッジがおかしいという話になっているようだ。この試合は、確か元同門対決で因縁ありだったりした。この試合か、もしくは次で放出される残念な二人という事で、まともに見てないのだが、ちゃんと見てみようかと思っている。

多分、判定基準が変わっているところのヒントがあるだろうから。ただ、スプリットなので、あまりヒントにならないかもしれない。ジャブ程度のヒットでも、結構ポイント取るようになっていて、スタンド時間とグラウンド時間の長いほうを優先的に判断するというところを踏まえて見てみようかと。


しかし、LYOTOが王者になって幸せ……。



[ 2009/05/25 23:33 ] 試合の感想 | TB(0) | CM(0)

04/21  UFC97 -REDEMPTION- 結果と感想 

結果は以下。

■UFC 97~リデンプション~
4月18日カナダ、モントリオール・ベルセンター

<第12試合 UFC世界ミドル級選手権試合 5分5R>
○アンデウソン・シウバ(ブラジル)
(5R判定 3-0)
●ターレス・レイテス(ブラジル)

<第11試合(スウィングバウト)ライト級 5分3R >
○サム・スタウト(カナダ)
(3R判定 3-0)
●マット・ワイマン(米国)

<第10試合 ライトヘビー級 5分3R>
●チャック・リデル(米国)
(1R 4分28秒 TKO)
○マウリシオ・ショーグン(ブラジル)

<第9試合 ライトヘビー級 5分3R>
●ブライアン・スタン(米国)
(1R 3分53秒 キムラアームロック)
○クリストフ・ソジンスキー(カナダ)

<第8試合 ヘビー級 5分3R>
○チーク・コンゴ(フランス)
(2R 2分29秒 TKO)
●アントニー・ハードンク(オランダ)

<7第試合 ライトヘビー級 5分3R>
●スティーブ・キャントウェル(米国)
(3R判定 0-3)
○ルイス・ケイン(ブラジル)

<第6試合 ミドル級 5分3R>
○デニス・カン(カナダ)
(3R判定 3-0)
●ザビエル・フォウパポッカム(フランス)

<第5試合 ミドル級 5分3R>
○ネイト・クォーリー(米国)
(1R 2分27秒 TKO)
●ジェイソン・マクドナルド(カナダ)

<第4試合 ミドル級 5分3R>
○エド・ハーマン(米国)
(3R判定 3-0)
●デビッド・ロワゾー(カナダ)

<第3試合 ライト級 5分3R>
●ダービッド・ビエルクヘイデン(スウェーデン)
(1R 4分57秒 リアネイキドチョーク)
○マーク・ボーチェック(カナダ)

<第2試合 ウェルター級 5分3R>
●長南亮(日本)
(3R判定 1-2)
○TJ・グラント(カナダ)

<第1試合 ライトヘビー級 5分3R>
●ヴィニー・マガリャエス(ブラジル)
(3R判定 0-3)
○エリオット・マーシャル(米国)


Fight of the Night : ワイマンvsスタウト
Knockout of the Night : ショーグン
Submission of the Night : クリストフ
各々 $70,000のボーナス

【リデルvsショーグン】
まずはこのカードから。ショーグンの復活劇!とはまだ手放しで賞賛できないか。ただ、確実にショーグンが今のMMAの流れにフィットし始めていると感じた。スタンドの攻防でフィジカル的な圧力と天衣無縫な動きで潰していったかつてのPRIDEのショーグンではなく、テクニカルにカウンターを狙う姿があり、「おおっ」と声を上げてしまった。グラウンドではリスクを厭わずひたすら仕掛けるいつものショーグンでもあり、ここぞという際のフィニッシュ能力は天下一品。ただ、前2戦のふがいなさをこの短い試合と期間で払拭できたかは微妙だ。「なんでもあり」の戦いでのセンスは類を見ない天才性があるショーグンなので、環境さえ整えしっかりと技術を吸収していけば、驚異的な充実度を誇るUFCライトヘビー級の中でも存在感を放っていくと思う。

一方のリデル……。悲しいなぁ。時代の移り変わりは非情だ。ここ4試合で1勝3敗と後が無いリデルは絶対に負けられない試合だった。しかし、この敗北。2005~2006年のリデルは完璧だった。完璧な強さで「魔法のフック」を駆使し7連続KOで勝利した。しかし、すでに39歳。ダナからは引退を迫られ、それでも生粋のファイターであり戦う事しか出来ないリデルは態度を保留している。

今思えばリデルが好きな私は目を逸らしていた。リデルの魔法がとけてしまったことから。

5戦前のランペイジ戦からその兆しはあったのかもしれない。しかし、あまりに早い決着に気付きはしなかった。次の4戦前のジャーディン戦。これは明らかに疑うべき一戦だった。神がかった魔法のフックが発動せず、普通のストライカーとして1-2のスプリットで敗れた。3戦前のシウバ戦は勝利したが判定であり魔法は発動せず、そしてここ2戦のKO負け。

確かに、ランペ、ジャーディン、シウバ、エヴァンス、ショーグンとこの階級TOPファイターとの連戦だ。これほど厳しい連戦を行った選手もほとんどいないだろう。しかし、昔のリデルなら4敗という結果はなかったはずだ。オクタゴンに舞い降りた稀代の魔法使い。その魔力は年齢と共に霧散した。もう一度ゼロから這い上がるリデルを見たいと思うが、それを望むのはファンのエゴだろう。ボロボロになる前に静かにオクタゴンを去ることを望むダナが、友人として正しい姿だと思う。

しかし、これ考えると瞬発力に秀でたヒョードルはもう下りに入ってもおかしくない。出来れば、早いことUFCと契約してレスナー、ミアを蹴散らして「バイバイ」と敗れないまま、幻想を持たせて引退してほしいなぁ。


【アンデウソンさんvsレイテス】
ああ~、アンデウソンさんの前戦は本気だったんだ(笑) この人は、顔が綺麗な状態で試合を終わらす事に本気で重きをおいている。傍から見た際の面白さなんて、全く考えていない。「どうだい?完璧に試合を終わらせただろ?」と、そこだけに注力している。どうしてしまったんだ?UFC初戦からの7連続KO一本勝利は素晴らしいを超えていた。決定力の凄さによって、この人の強さは際立たされていた。それゆえパウンドフォーパウンドを語られるようになった。

そう、アンデウソンさんがこうなってしまったのは、ダナが「PFPはアンデウソンさんだ」と言ったのが元凶だ!間違いない。PFPとUFC大統領に祭り上げられ、「俺はPFPなんだから危ないところなんて見せない。顔が綺麗なまま、相手を翻弄してオクタゴンを降りるんだ」そうアンデウソンさんは思ったと、勝手に言ってみる。でも、かなり高い確率でPFPがアンデウソンさんを縛って、一般人が考える強さと別方向に行ってしまったのではないかと思う。

やばいここまでで、だいぶ文章が長くなりすぎてる。


【長南vsグラント】
うーん、うーん、うーん。モヤモヤする。自己採点では1R長南2R長南3Rグラントで長南勝利。ただ、1R終了間際に入れられた打撃が印象悪いので1Rグラントも考えられなくもない。はっきり言って、上を取っている時間が長かった長南は、グラントのクローズド、バタフライガードでまともにアタック出来ていなかった。一度だけサイド獲得したが、すぐにフルに戻されたし、フルだと効果的に動けていない。2Rからは戦略変えてスクートからのパウンドへ持っていったのは功を奏していた。(しかし、身長の違いとグラントの手足の長さで、これも梃子摺っていた)一方、グラントの下からの仕掛けは惜しくもなんともなく、仕掛け始めで潰していたので問題なし。ちなみに、判定は(30-27.29-28)2者グラント、(29-28)1者長南のスプリット。結局、30-27のジャッジがいる事で苛立つわけで。29-28×2、28-29ならわからなくも無いが、結局地元カナダのグラント贔屓ジャッジだろと。30-27がいる事で、29-28も同じように贔屓じゃねーの?と思ってしまう。

そりゃ、日本人だから長南は応援しますよ。でも、自分で採点つけているときは、贔屓はしません。前回の長南の試合は、長南本人が勝ったと思って手を挙げたのに判定で負けて首をかしげていた姿に、苦言を呈しました。トータルでつけるPRIDEと違って明白に負けていたよと。

個人的にはワイマンvsスタウトの判定もワイマン29-28で勝利なのだけれど、これも地元カナダのスタウト贔屓じゃねーの?と思う。1R微妙だったので、スタウトでもありとは思うけど、長南の30-27見るとそう感じる。ワイマンははっきり言って好きじゃないし、この二人はUFCの下々の諸君なのでアレなんだけれど。結局、UFCがアメリカ以外で大会を開くと、イギリスを筆頭に贔屓判定が横行しすぎる。地元ファイターへの絶大な歓声と、アウェーのファイターへの大ブーイングという図式があるので、引きずられるのだろうけど、公正であるべきですよ。この程度ならば許せる範囲だけれど、ビスピンvsハミルとかあるから。


【その他】
注目はケイン。ジワジワ圧力をかけて、これまで常に自分の距離で試合を進めてきたケイン。1Rはいつも通り実行できていたが、キャントウェルが踏ん張り2R以降は、互角の間合い。勝利したが、2Rはキャントウェルに取られていたし、若干不安を残した。コンゴは何気にハードングより打撃いいのねと感じ、クリストフは本戦で結果を残しちょい嬉しく思い、マクドナルドの流血激しかったなぁ、ロワゾー最悪だなぁ、ダービド君キミのいる場所じゃなかったね、カンは手堅く初勝利求めたねと思いました。ヴィニーvsエリオットが気になるのだが、UFC公式でいまだ更新してくれない。TUF同期寝業師対決で過去にグラップリングでも試合したことのある二人だが、寝技ではヴィニーが全然上なのにヴィニーの負けという事は、スタンドの展開だったのか?


[ 2009/04/21 01:49 ] 試合の感想 | TB(0) | CM(0)

04/13  Strikeforce -Shamrock vs Diaz- 結果と感想 

遅ればせながらSF。結果は以下。

■ストライクフォース『Shamrock vs Diaz』
4月11日(土・現地時間)米国カリフォルニア州サンノゼ・hpパビリオン

<179ポンド契約/5分3R>
●フランク・シャムロック(米国)
(2R 3分57秒 TKO)
○ニック・ディアズ(米国)

<ストライクフォース世界ライト級暫定王座決定戦/5分5R>
○ギルバート・メレンデス(米国)
(2R 2分02秒 TKO)
●ホドリゴ・ダム(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
○スコット・スミス(米国)
(3R 3分24秒 TKO)
●ベンジー・ラダック(米国)

<女子フェザー級145ポンド契約/3分3R>
○クリス・サイボーグ(ブラジル)
(3R 0分35秒 TKO)
●赤野仁美(日本)

<ヘビー級/5分3R>
○ブレッド・ロジャース(米国)
(2R 0分30秒 TKO)
●ロン・ハンフリー(米国)

<ミドル級/5分3R>
○ルーク・ロックホールド(米国)
(1R 4分07秒 チョーク)
●バック・メレディス(米国)

<ミドル級/5分3R>
○エリック・ロウゾン(米国)
(1R 4分54秒 TKO)
●ウェイロン・ケンネル(米国)

<ミドル級/5分3R>
○ラウル・カスティーリョ(米国)
(1R 1分45秒 リアネイキドチョーク)
●ブランドン・マイケルズ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
○ジェイムス・テリー(米国)
(3R終了 判定)
●ザック・ブーシャ(米国)

<バンタム級/3分3R>
●ジャレミー・タバレス(米国)
(2R 0分04秒 KO)
○シンゴ・コハラ(米国)



ロジャースと対戦したロン・ハンフリーは、よく変な名前表記されているが、カサブランカで知られる超がつく有名俳優ハンフリー・ボガートと同じHumphreyなのに、なぜなんだろう。

今回は我等が兄貴の試合が最も楽しみだったが、もう試合前のゴタゴタ含めクリス・サイボーグ騒動に尽きる。すでに詳しくフジメグブログとシュウヒラタブログその1その2で述べられているが、シュウさんはまだまだ書き足らず続編もあるようだ。よっぽど頭にきたのだろうし、傍から聞いていてもムカツク話だ。

体重超過に関して、現状の罰則がコミッション主導なのに十分な働きをしていない事は間違いない。今回サイボーグ夫人に対して与えられるもので最大の罰則は、赤野が欠場を決める事しかなかった。オーバーしても通常のファイトマネーから20%取られるだけ。勝利者ボーナスとスポンサーフィーはガッツリ入る。女性MMAファイターの世界で2番目に有名になったサイボーグくらいになると、スポンサーフィーはファイトマネーの数倍になるだろう。でっかい身体で試合すれば、勝利に近くなるし基本給からの20%カットなんてたいした損害じゃない。それ以前の大前提として、選手が危なすぎる。

結局、赤野が欠場して(計量をクリアしているのでファイトマネーは貰える)、サイボーグが試合できずにファイトマネーもスポンサーフィーも受け取れない状態にするのが一番なわけだ。しかし、赤野は試合をする……。下の階級から上の階級へ無理に体重を上げて、必死に練習をして試合に照準を合わせてきた赤野。

サイボーグと赤野の両者が並ぶと、フィジカルの違いが異常なほど大きいものとして映る。組み付けば振り回されブン投げられる赤野。あんなのいいのか?驚異的なストライキング能力を持つサイボーグの拳が、明らかに階級の違う赤野の顔面にめり込む。寝技にしかない活路を手繰り寄せる為に、引き込みを狙っても観客からは大ブーイングが起こる。赤野の身近な人間なら涙が出てくる話だ。実況解説もプリプリ怒っていたのが、まだ救いではあったが、こういう事を観客にも伝えてあの糞アウェー感を無くせと言いたい。

計量失敗の常連であるジーナ。今回ありえないほど大きく超過したサイボーグ。この二人がスターである女子MMAに未来があるとは思えない。ジーナが出てきた頃は、インタビューでおっぱい掴んで陽気に振舞う彼女を好きだったんだけどな。

サイボーグの左ストレートを一瞬で捕らえて、飛びつき腕十字を狙った赤野の美しさにのみ、将来への一筋の光を感じた。


それぞれの試合は割愛。兄貴への毎度の大ブーイングを聞きながら、兄貴愛されてるなぁと感じる。試合中にもノーガードで顔を突き出し、ベラベラ悪態つく(笑)兄貴のスターっぷりに、そろそろもう一度頂点を目指して強豪選手と戦う姿を見たくなった。キワの対処がフラシャム相手ですら微妙だったけれど。



[ 2009/04/13 21:19 ] 試合の感想 | TB(0) | CM(2)

04/08  WEC40 結果と感想 その他 

■ TUF10のヘビー級に関して

225パウンド制限があると報道されていたヘビー級だが、これは怪しくなってきた。TUF10のトライアウトのニュースで、元NFLのレックス・リチャーズが参加したという話がある。レックス・リチャーズはメガトン級なので、102kgまで落とせるように思えない。落としたのかもしれないが、可能性としては102kg制限は誤報だったという方が高いだろう。


■ BellatorFCにて

お馴染みのアルバレスとマスヴィダルがそれぞれ試合をしたが、マスヴィダルは完勝。レベルが違いすぎた。しかし、アルバレスはあわやKOというシーンを作られ、不安を残した。アルバレスの打撃からいって、パンチを内からコンパクトに出す選手は相性が悪いですね。ただ、ピヨらされた後の対応はさすがで、相手との差をみせた。正直、スマートなアルバレスより荒々しいアルバレスの方が楽しいので、彼の進化がどういう方向に進むのか気になる。


■ WEC40

○ミゲル・トーレスvs水垣偉弥●
判定(49-46×2、48-47)

リーチはトーレス76、水垣69.5とトーレスが圧倒。というか、トーレスの76インチ(193cm)が異常すぎる。76ってライトヘビーの長さだから。ランペ73、LYOTO&チアゴ・シウバ74、ジャーディン76という事で、このメンツに混じっても一番長い。ウェルターのGSPが76インチで、これは体格考えたら異常な長さと言われているのに、トーレスは同じ。

開始前から水垣の気持ちの昂ぶりが、全ての毛穴から湧き出ているような感じ。イレ込み過ぎじゃないかと思ったが、試合が始まるとストンと落ち着き、入りのラウンドとして1Rは完璧な試合運びをみせた。

試合は胸が苦しくなるような打撃戦。トーレスは何度か水垣をグラウンドへ引き込もうとしたが、水垣は一切付き合わず。ハーフの体勢で上になった時でさえ、付き合わない。積極的に打撃を打ち込み、一歩も引かない。カウンター待ちを選択した際には、反応するのが難しいリーチの長いジャブに対して、クロスで打ち込んでいく。近距離での打ち合いは両者の拳が恐ろしいタイミングで飛び交う。そりゃ観客も大興奮だ。5Rラスト1分のアナウンス時には、会場が絶叫し興奮の坩堝と化す。結局勝敗を分けたのは、クリンチでの肘、膝の差。トーレスはそこが一枚も二枚も上だった。水垣のボディ打ちは素晴らしかったし、気持ちの強さも見事だった。打ち合いになると前に出るのは水垣。しかし、的確さではトーレスに軍配が上がった。個人的にも採点は49-46でトーレス。

トーレスの手足の長い寝技を警戒したのと、自信のある打撃でチャンプになってやるという気持ちが合わさり、グラウンド選択なしだったのだろう。けれども、5R判定にもつれた結果を考えると、上とってパウンドで要所のポイント取るという選択はアリだったなと思う。これは手を伸ばせば届くところにベルトがあったという事で、その勿体無さゆえに書いただけで、無粋だしいらん事だと思うけれど。


●バート・パラシェウスキーvsアントニー・ンジュクオーニ○
KO

リーチの長いアントニーの距離で打撃戦は進む。1Rジャブで組み立てながら、カウンターの左でダウンを奪い、2R打撃ラッシュの右でダウンを奪いパウンドで仕留めた。アントニーはバク宙で喜びを表す。嫌な感じしたのは、バートが1Rにダウンしてアントニーが打撃で詰めたところでスクートポジションになったら、すぐにレフェリーが割って入ったところ。カランとベナヴィデス戦のレフェリーは、スクートでじっくり待っていたし、レフェリーが違うといえ、地元のパラシェウスキーとブラックのアントニーの差が頭に浮かび、作為的なものを感じた。


○ベン・ヘンダーソンvsシェーン・ローラー●
KO

シェーンのワンツーがヒットで、ベンヘンはダウン。そこにつめていきシェーンがギロチンを仕掛ける。これは極まらず、シェーンはパウンドへ。ここでベンヘンがタックルをかえしていき体勢を入れ替え立つことに成功。ベンヘン膝。金網際組み合い。ベンヘンが投げてテイクダウン。すぐ立ったシェーンだが、そこにベンヘンがワンツースリーフォーどんぴしゃ。ダウンしたシェーンにパウンドまとめてKO。危なっかしい試合。


●ジェフ・カランvsジョセフ・ベナヴィデス○
判定(30-27×2、29-28)

ベナヴィデスは無敗で10連勝を達成。カラン越えという事は、本物と証明されたようなもの。個人的にファイターとしての魅力はカランの方が上だけれど、ベナヴィデスはアメリカでアイドルになれると思う。ファイトスタイルはフェイバーやタイグリに近い。このまま決定力がついてくれればいいですが。


○ハファエル・アスンサオvsジャミール・マッスー●
判定(30-27×3)

感想は、メモにジャミールがディフェンス甘すぎと書いてある。試合展開もたくさん書いてあるけれど、あまり記憶にない(笑) まだまだ上とは開きがある試合だったのは、間違いない。アスンサオの完勝だが、パッとしなかったか。
[ 2009/04/08 23:14 ] 試合の感想 | TB(0) | CM(0)

02/23  UFC95 結果と感想 & ワセリン問題 & ミアの笑える話  

まずはミアの話を。

ミアの奥さんには現在お腹にお子さんがいらっしゃるという事です。ミアの日本人トレーナーさんが「お腹の子の名前は決めたの?」と聞いたところ、ミアはこう答えた。

「ローニーン・ミアハート

トレーナーさんが念のため「どういう意味なんだ?」と尋ねると、「武蔵と同じ浪人だ」と満面の笑みで答えたという(笑) 浪人って……。トレーナーさんは当然意味を教えて反対したらしいが、決定らしい(笑)


というわけで、UFC95の結果は以下。

■UFC95「SANCHEZ vs STEVENSON」
2月21日(土)英国ロンドン・O2アリーナ

<第10試合 ライト級 5分3R>
●ジョー・スティーブンソン(米国)
(3R判定 0-3)
○ディエゴ・サンチェス(米国)

<第9試合 ウェルター級 5分3R>
○ダン・ハーディ(英国)
(1R 1分09秒 KO)
●ローリー・マーカム(米国)

<第8試合 ミドル級 5分3R>
○ネイト・マーコート(米国)
(3R 3分10秒 TKO)
●ウィルソン・ゴベイア(ブラジル)

<第7試合 ミドル級 5分3R>
○デミアン・マイア(ブラジル)
(1R 2分37秒 三角絞め)
●チェール・ソネン(米国)

<第6試合 ウェルター級 5分3R>
●ジョシュ・コスチェック(米国)
(1R 3分29秒 KO)
○パウロ・チアゴ(ブラジル)

<第5試合 ライト級 5分3R>
○テリー・エティム(英国)
(2R 0分10秒 TKO)
●ブライアン・コッブ(米国)

<第4試合 ヘビー級 5分3R>
○ジュニオール・ドスサントス(ブラジル)
(1R 0分54秒 KO)
●ステファン・ストルーヴェ(オランダ)

<第3試合 ライト級 5分3R>
●ペル・エクランド(スウェーデン)
(1R 2分13秒 TKO)
○エヴァン・ダナム(米国)

<第2試合 ヘビー級 5分3R>
○マイク・セスノレビッチ(米国)
(1R 1分03秒 ヒールホールド)
●ニール・グローブ(英国)

<第1試合 ライト級 5分3R>
○ポール・ケリー(英国)
(3R判定 3-0)
●トロイ・マンダロニス(米国)



Fights of the Night: ディエゴ・サンチェス vs.ジョー・スティーブンソン
Knockout of the Night: パウロ・チアゴ
Submission of the Night: デミアン・マイア
各々40,000ドルのボーナス。

今回はコスチェックvsパウロ・チアゴとマイアvsソネンの試合に尽きる。マイアの動きの美しさにうっとりし、パウロの脅威のアップセットに度肝を抜かれた。他にも、ドス・サントスやハーディのガチコーン言わせた試合も楽しめたが、大会全体を通すとボチボチな興行。しかし、全10試合がサクサク進んで、現地放送ではなんと全試合を放送できるという驚きのコンパクトさを示した大会となった。記憶ではUFCが二桁試合興行になってから、初めての事だと思う。

そして、超重要事項に触れておく。ワセリン対策だ。

前回のUFN17では映像での確認が取れなかったワセリン問題への対応。入場から映す本大会のUFC95では確認できたのだが、かなり念入りでした。カットマンがワセリンを塗った後、いつもはそのままオクタゴンインしていた。しかし、今回はカットマンの後ろに1人専用の人間が用意され、全身に塗布物がないか、くまなくチェック。最後に、OPGの手の甲、掌の双方もきっちりチェックし、そこで晴れてオクタゴンインが許されるという形になっていた。

最初の試合、コスチェック相手の念入りなチェックは、チェッカーが乳首に触れるように胸もサワサワしていたので、ちょっとキモかった(笑) 各選手はほとんど全員、カットマンのワセリン塗布後すぐにオクタゴンに向かおうとして、チェッカーに止められていた。しっかり、対応を打ち出して行動しているところは好感持てます。


【コスチェックvsパウロ・チアゴ】

あのコスが、あのコスがぁぁぁぁ。とショックを受けたこの試合。パウロはUFCウェルターに混じるとかなり線が細い。コスもあまり大きい方ではないのだが、パウロの身体はひよっことしか見えなかった。

展開はコスが中央を陣取り、パウロが回るというもの。出だしはパウロの鋭いローや、コスのパンチにカウンターをあわせるパウロが悪くない感じ。しかし、身体が暖まったらしいコスの強力な圧力と打撃がヒットし始めコスがゲームを支配し始める。パウロの対応は若干遅れ気味。しかし、そんな中でも常にカウンターを狙っているパウロ。どんどん前に出るコス。そして前に出ながらコスが打った左フックに対し、パウロが見事な右のカウンターアッパー!!!これで意識飛んだように膝が抜けるが、更に返しの左フックもこめかみにヒット。コス吹っ飛びダウン。両手を挙げるパウロ。パウロがパウンドを打とうか打つまいかと、コスを見下ろしたところでレフェリーが止める。

うーん、ストップは早い。早いけれども、腰砕けの一発目に対し、続けての二発目がヒットしてしまったので、レフェリーも止めざるを得なかったと思う。一瞬飛んだコスは、パウロが余裕を持って近づいた後パウンドを打つか打たないかどうするか考えた間で、なんとか足を利かせようという状態まで持っていっていた。パウロが躊躇無く飛び込んだら、三連発で終了だったと思うし、そうしなかったゆえに、レフェリーはもう少し待つべきだったかもしれない。とは言っても、選手の安全性を考えると、2連発は五味アゼレードに近いシーンだったので止めるのが正解だと思う。ああ、コス……。


【マイアvsソネン】
素晴らしい。スタンドで危なっかしくも積極性のあるマイア。組み付いての足を利かせた見事な投げ。投げた連携で取ったマウント。すぐに三角準備して、ソネンのリバーサルへの意識を利用してのセット完了。キッチリ締めましたで一本。お見事。その素晴らしさに、うっとりを通り越しそうになった。これで、レイテス後のアンデウソンさんへリーチ。岡見より一歩リードしたと思う。

でも、岡見vsマイアで挑戦者決定戦とかやらないでね。マイアはvs岡見が一番相性悪いと思うわ。マイアほどのグラウンド巧者だと、打倒アンデウソンさんの可能性が若干ありうるわけで、マイアも岡見も二人とも挑戦させてあげてください。マイアはUFC5連勝。岡見はUFC7勝1敗。十分資格あると思うよ。


【ハーディvsマーカム】
ハーディもお見事。改めてハーディはでかいなぁ。ま、UFCウェルターはでかいのばっかではあるけれど。ハーディは距離をとってジャブ、ローで落ち着いた組み立て。マーカムの右にカウンターの左が不発で返しの右フック一閃。アゴにどんぴしゃ。更に追撃のパウンド右でKO。最近流行りのパターンです。目と能力があれば、今一番お利巧な形ですね。


【サントスvsストルーヴェ】
サントスこの試合でも測れず。底が見えない状態。その器は深いのか、それともすでに溢れそうになっているのか。楽しみが残る。一方ストルーヴェは、そのデカさとリーチを全く生かせない戦い方。まだ若いから、もっと練習しましょう。


【ネイサンvsゴベイア】
うーん、ゴベイア好きなんだけど。姉さんは相変わらずの固い試合。硬度9くらいはあるな。しかし、機を見てのたたみ掛けは、素晴らしいものを見せてくれた。姉さんは岡見と双璧をなす固い男だが、機を見て鈍な岡見は姉さんを見てどう思ったか。王座挑戦者のレイテスにも姉さんは減点なければ勝ってたしね。2度反則の1度目は注意、2度目は減点で1点減点のはずが、2点減点されてたし。


さて、トロイやエティムのちょい熱試合はおいといて、メインへ。

【サンチェスvsダディ】
階級落として動きはどうなるか見物だったサンチェス。身体はライトに完全に合っちゃって、小さく萎んでた。少し悲しかった。計量後の戻しもイマイチっぽい。向かい合っても、180cmのサンチェスと170cmのダディとはとても思えない。

試合はアウトに徹したサンチェスが、アッパーを絡めたコンビネーションと時折繰り出す膝で制した。個人的にはグラウンドの展開を望んでいたけれど、案の定ほぼスタンドでした。実力者ダディを下したわけで、ライト級初戦としては上々の出来だっただろう。しかし、サンチェスはもっともっと求められているものがあった。一足飛びに、シャークさんとケンフロという2強に並んで、ペン戦を睨むような試合を期待されていた。つか、過去のケンフロとサンチェスを考えたら当然そこにいくべきだった。しかし残念ながら、今回の試合では不合格だったろう。でも、階級下げての初戦はコンディションの問題なのか、多くのファイターが失敗している。ヴェラもオブライエンもスウィックもみんな「やっちまって」いた。それを考えると、ダディ越えは立派。次戦に期待。


あまり待っている人もいないと思うけれど(笑)、LYOTO親父のインタビューは順々にお届けしますのでしばしお待ちを。

しかし、しばらく見れないとか思ってたら、自分の来週末の予定と間違えていた……(笑)


甘味特集へのリンク
限定品やらセット割引やら、美味しそうな甘味がなにやら結構お徳になっているようです。



[ 2009/02/23 00:12 ] 試合の感想 | TB(0) | CM(0)

02/08  UFC17 (UFC Fight Night 17) の結果と感想 

試合結果は以下。

■UFC Fight Night17
2月7日(土・現地時間)米国フロリダ州タンパ・サンドーム

<第10試合 ライト級 5分3R>
○ジョー・ローゾン(米国)
(2R 4分43秒 腕ひしぎ十字固め)
●ジェレミー・スティーブンス(米国)

<第9試合 ヘビー級 5分3R>
○ケイン・ヴェラスケス(米国)
(2R 2分34秒 TKO)
●デニス・ストイニッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

<第8試合 ライト級 5分3R>
●マック・ダンジグ(米国)
(2R 3分36秒 三角締め)
○ジョシュ・ニアー(米国)

<第7試合 ウェルター級 5分3R>
○アントニー・ジョンソン(米国)
(1R 4分39秒 TKO)
●ルイジ・フィオラバンティ(米国)

<第6試合 ライト級 5分3R>
○カート・ペレグリーノ(米国)
(2R 3分14秒 リアネイキドチョーク)
●ロブ・エマーソン(米国)

<第5試合 ミドル級 5分3R>
○ダン・ミラー(米国)
(1R 1分3秒 ギロチンチョーク)
●ジェイク・ロショルト(米国)

<第4試合 ライト級 5分3R>
○グレイソン・チバウ(米国)
(1R 4分35秒 ギロチンチョーク)
●リッチ・クレメンティ(米国)

<第3試合 ライト級 5分3R>
○マット・ビーチ(米国)
(1R 4分31秒 TKO)
●マット・グレイス(米国)

<第2試合 ミドル級 5分3R>
○ニック・カトーン(米国)
(2R 1分15秒 キーロック)
●デレク・ダウニー(米国)

<第1試合 ウェルター級 5分3R>
○マット・リデル(米国)
(3R終了 判定)
●スティーブ・ブルーノ(米国)



Fights of the Night: ダンジグ vs ニアー
Knockout of the Night: ヴェラスケス
Submission of the Night: ローゾン
各々30,000万ドルのボーナス。


いやー、当たり興行でした。
UFC94がセミまで全て判定という結果に対して、UFN17は10試合中9試合が2RまでのKOか一本決着。軽い階級の試合が多いので、動きがあって面白い。唯一のヘビー級も、将来の王者候補ヴェラスケスの試合という。フランカとアミアーの欠場は残念だったが、素晴らしい大会でした。

【ローゾンvsスティーブンス】
毎度の事ながら、サイコという言葉がぴったりなローゾンの風貌(笑) その風貌に合っているのか合っていないのかわからないが、試合はとにかくスピーディ。例えば「1Rのハーフからマウント奪って、すぐエルボー落とした直後に腕十字→潰され上取られる」など、もうちょっと固めてダメージ与えればいいのにと、こちらが思ってしまうほど止まらずに仕掛けていく。ローゾンは「自分の拳すらも壊そうとするかのようなパウンド」を打つ選手で、それゆえ風貌も相まって「ローゾン怖え」とファンから言われるのだが、今日は比較的テクニカルに肘を中心に打ち下ろしていた。ケンフロ戦の負けから、これで2連勝。UFC5勝1敗。今回は、殺しのあるローゾンから若干リニューアルされたローゾンを見れた気がする。


【ヴェラスケスvsストイニッチ】
UFC3戦目。MMA戦績もこの試合で5戦目というヴェラスケスだが、毎試合驚異的なポテンシャルを見せ、格オタから将来を嘱望されている。まず最初に注目されたのはそのレスリングテクニック。パスしてクルクル回ってコントロールする様は、ヘビー級のシャークさんと言っていいだろう。

この試合では、更に打撃に非凡なものを見せる。相手のストイニッチもローを多用するスタンドの選手。その選手相手に1Rからスタンドで何もさせない。ジャブ、ワンツー、ロー、ハイ、ニー、ボディフック。コンビネーション出まくるものだから、「この試合はMMAか?」という驚きすら覚える。首相撲も連発していたが、個人的に驚いたのはロー。打ち下ろすローを何発も入れていた。前回のオブライエン戦まで全試合1RKO勝利で飾っていたヴェラスケスだが、ストイニッチが凄いタフで2Rまで掛かってしまった。が、2Rはテイクダウンしての絶妙なレスリングコントロールを見せての圧勝。そろそろ上位陣との一戦も見たくなってくるが、もうちょいじっくり育てて欲しいと思う。まだ5戦しか経験していないのだし、あと1年待てば化物になってTOP戦線に殴りこんで来るだろう。とは言っても、ヒーリングを漬けたオブライエンをフルボッコしているので、すでに中堅の枠は超えている。


【ダンジグvsニアー】
個人的に凄く評価が高いニアー。ライト級に来るとなった時に、これは楽しみだぞと思った。前戦ではネイトと最高の試合を見せたが惜しくも敗北を喫した。さて、この試合はどうか。

今回はニアーの気持ちの強さがバリバリ表にでていた。それゆえのファイトオブザナイトだろう。スタンドではガンガン前に出て圧力かける。圧力のかけ方はヘタなんだけど。ヘタゆえ、1Rにはダンジグの右を貰ってダウンを喫してしまう。しかし、そこに詰めに行ったダンジグをすぐさま三角に捉え、続けて腕十字→オモプラッタの波状攻撃で立ち上がり、スタンドの肘連発。離れたダンジグに両手を挙げて「来い、来い」と挑発。2R開始でダンジグが拳を合わせようとするが、ニアーは無視。上を奪って肘、パウンドで攻め立て、バックを奪う。バックのニアを下に滑らせて落としたダンジグが上を獲得する。ダンジグもパウンドを落とすが、ニアーのコントロールが効いていてそれほどいい打撃を打てない。ニアーは下から「打って来い」と挑発。挑発に乗って打ったダンジグを一瞬で捕らえて三角がガッチリ極まる。一本勝利。挑発すらも布石だったかという印象。


【アントニーvsルイジ】
かなり遠い間合い。ルイジはアントニーのリーチの長さを警戒して、絶妙な距離をとる。たまに懐に入って打撃というのがルイジのプランか。しかし、アントニーさんにはその戦法も効かず。内に入ろうとしたルイジに右がヒット。ふらついたルイジをハイ、ワンツー、ニーで追い詰め、最後は右フックで撃沈。アントニーさすがです。


【ダン・ミラーvsロショルト】

ロショルト、右を振ってからのタックルでテイクダウン。ダンはすぐさま足関節。そのまま上を取り返す。立ち上がった両者だが、一瞬でダンがギロチン。一気に一本。お見事。ホーウィッチ戦でしょうもない所を見せたダンだが、これで取り返したか。ロショルトは相手が悪かった。


【グライスvsビーチ】
火の出るような戦い。遠距離でビーチの打撃。ショートでグライス。1R前半、グライスのショートフックとアッパーがヒットし、ビーチダウン。そのままグライスは鬼のようなパウンド。ストップでもいいような状況だが、ビーチはなんとか耐え一旦落ち着く。弱ったビーチは、スタンドでグライスのフック、アッパーを貰いふらつく。更にビーチが四連打を出す。ツーがヒットしふらつき、スリーもヒットするが、ビーチは怯まず起死回生の右フック。これがアゴを捕らえてグライスダウン。そのままパウンド落としてKO。グライスにしたら勿体無い負け。でも、普通なら怯む場面で怯まず打ち込んでいった気持ちの強さで、ビーチが勝利。これでUFC初参戦のビーチは11勝無敗。判定も一回のみという生きのいい選手が出てきた。TOPでどうかという選手じゃないが、これからも楽しませてくれるだろう。


【クレメンティvsチバウ】
チバウはきっちり身体を作ってきている。さすがATT。基本的にチバウが常にグラウンドで先手を打ってコントロール。ほとんどパウンドを打たないが、見事なコントロール振り。クレメンティの仕掛けを悉く潰していく。でも、「もっとダメージ与えていけよ」と思っていたところ、組んだ状態からいきなりのギロチン。これが極まって一本。お見事。


マシューはまだ観てないが、塩っぽい感じで唯一の判定勝利(笑) でも、これが2戦目。暖かい目で見守りたい。

最近のUFCでの不満が、オクタゴンガールの3人体制。1月のUFC93で馬の子が復活して、3人体制になった。 UFC92では、馬の子がいなくて、新オクタゴンガールのローガン・スタントンという美少女が登場した。絶大な人気を誇るアリアニと新人ローガンの二人のコンビは「あら、いいですねぇ」と世界のヘイポーばりに思ったのだが、結局馬の子復活で3人体制。そうすると、ローテーションが増えて1人の回数が減るわけだ。まじで、馬の子いらないでしょ、もー。というしょうもない話で、今年のベスト興行UFN17の話題を閉じる(笑)


ユニコーン大復活アルバム「シャンブル」
2月18日発売。



[ 2009/02/08 23:17 ] 試合の感想 | TB(0) | CM(0)

02/03  UFC94 結果と感想 

まず、UFC Primetime GSP vs BJのPart3がまさかの音ズレですいません。UP時にめちゃ混みだったからかな……。元映像は大丈夫なのに。再UPしようかと思ったのですが、試合は終わっているしyoutubeで検索するとUPされているのでよろしければそちらをご覧下さい。って、凄く他力本願ですいませんm(_ _)m


さてさてさて、大分遅ればせながらのUFC94。きゅうじゅうよぉぉぉぉんっ!!!って、叫びたくなるような心持ちで、待っていたこの大会。ひとまず、結果は以下。

■UFC94『ST-PIERRE vs PENN 2』
1月31日(土・現地時間) 米国ネバダ州ラスベガス MGMグランド・ガーデンアリーナ

<メーンイベント UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
○[王者]ジョルジュ・サンピエール
(4R終了時TKO ※レフェリーストップ )
●[挑戦者]BJ・ペン

<セミファイナル ライトヘビー級/5分3R>
○リョート・マチダ
(1R 4分59秒 KO)
●チアゴ・シウバ

<第8試合 ライトヘビー級/5分3R>
●ステファン・ボナー
(3R判定 0-3)
○ジョン・ジョーンズ

<第7試合 ウェルター級/5分3R>
○カロ・パリシャン
(3R判定 2-1)
●キム・ドンヒョン

<第6試合 ライト級/5分3R>
●ネイト・ディアズ
(3R判定 1-2)
○クレイ・グイダ

<第5試合 ウェルター級/5分3R>
○ジョン・フィッチ
(3R判定 3-0)
●郷野聡寛

<第4試合 ライト級/5分3R>
●マニー・ガンバーリャン
(3R判定 0-3)
○チアゴ・タバレス

<第3試合 ウェルター級/5分3R>
●クリス・ウィルソン
(3R判定 0-3)
○ジョン・ハワード

<第2試合 ヘビー級/5分3R>
●クリスチャン・ウェリッシュ
(3R判定1-2)
○ジェイク・オブライエン

<第1試合 ウェルター級/5分3R>
●マット・アロヨ
(3R判定1-2)
○ダン・クレイマー



Fights of the Night: グイダvsネイト and ハワードvsウィルソン
Knockout of the Night: LYOTO
Submission of the Night: 該当者なし

各々65000ドルのボーナス。


PPVがUFC92より売れるとダナが豪語していたこの大会。確かにMMAオタ的には絶対に外せない大会で、GSPvsペンを筆頭に、LYOTOvsチアゴ・シウバの無敗対決、ネイトvsグイダのFOTN候補だろ対決、ダナも言うUFCの成長を決定付けた歴史的一戦TUF01の決勝グリフィンvsボナーの片割れボナーの復帰戦、(元)名勝負製造機カロパリの一戦、日本人にも嬉しいUFCウェルターTOP選手フィッチvs郷野の一戦と、話題に事欠かない大会だった。

とグダグダ色々言っても、GSPvsペンのMMA最高峰対決がライト層にもオタク層にも支持され楽しみにされていた一戦だっただろう。現在、PFP(パウンドフォーパウンド)と呼ばれるのは、ヒョードル、アンデウソンさん、GSP、ペンであり、それに続くのが無冠のLYOTO。GSPvsペンはPFP候補同士であり、極限までMMAを進化させたGSPと、生粋の戦士であるペンの対決は前回の競った内容もあり期待感バリバリだった。そして……。


【GSPvsペン】
入場ではいつもの怖いペンというより、内に闘志を秘めたような落ち着いた感じ。うーん、爆発力を感じない。けど、いい気持ちの乗り方かもしれない。一方、GSPは身体もバッキバキに仕上がりまくり。ペンは絞ってリミットより軽い。リーチは76:70とGSPが圧倒。つか、GSPのリーチはLYOTOと一緒(訂正:LYOTOは74.LYOTOより長い)。二人とも名前コールで興奮を抑えきれなくなっている(笑) 歓声がハンパない。というか、この観客の盛り上がり方は異常。

1Rは互角の展開ながら、ペンに仕事をさせずにシングルレッグでテイクダウンを狙いながら圧力をかけていったGSPの10-9か。とは言っても、今MMAレスリングで最上位に位置するGSPのテイクダウンを防いだペンはさすが。2RはGSPがテイクダウンに成功し独壇場。スクートからのパウンドを布石にサイド獲得するシーンは唸った。もう、GSPの上の圧力が半端ない。個人的には10-8でGSP。3RもGSPがテイクダウンして攻める。10-9。4Rは何度もペンに防がれたヒューズポジションをとうとうGSPが獲得。この時点でペンの身体が動かなくなってしまったのがわかる。ハーフ→サイド→ヒューズ→サイド→マウント狙うが失敗でハーフ→サイド→マウント狙うが失敗でハーフ→サイド→マウント狙うが失敗でハーフ→サイドのエンドレスループ。この間パウンドも肘も入れまくり。残り20秒(だったかな)でGSPが試合を決めるべく怒涛のパウンド。でブザー。ペンは何もできない。自らがタップをするようなメンタルを持っていないペン。ひたすら打撃に耐えセコンドまで戻る事しかできない。個人採点GSPの10-8。

インターバルで続行不可能という事で試合終了のブザー。GSPの完勝。

個人採点でも、4Rまでで40-34とありえないポイントで圧倒。最初から最後までGSPのプラン通りの試合だった。GSPはペンのガス欠までの爆発力を防ぐ為に、ファーストラウンドから密着して体力を削るというプラン通りに試合を進めた。もう、彫刻のような身体とゲームプラン、そしてそれを実行するだけのテクニック。完璧超人という言葉しか見当たらない。ネプチューンキングですわ、GSPは。

UFC Primetimeの3回目を観た時に、「GSPがいる地平は、ウェルター級のチャンプなんてもんじゃない。上位階級の頂点に肉薄したところに存在している。上位階級でも中堅所じゃ一蹴するようなレベルだ」とため息をついた。ライトヘビー級王者のエヴァンスにフィジカルで肉薄している2階級下のGSP。つか、リーチでもLYOTOと同じだし。もー、アノ放送観た時にペンは無理だと思わされたよ。早いラウンドで神スイープするとか、ハーフからバックに付くとかでチョークしか勝つ方法はないわと。

当然そんな事は許さず全てを潰すGSP。完璧な勝利だったのに、セコンドのワセリン塗布というアホな難癖がつけられてしまった……。正直関係ないよ。滑ろうが滑らなかろうが、キッチリやりとげるだけの実力があった。ただ、ペンが足を上げていっても、ツルツル足が下に滑ったのは事実。解説席でも汗でスリッピーという話が持ち上がっていた。でも、そんなの必要なくGSPはTOPから潰せる人間なわけだ。なんで、セコンドがそんなアホな事をするのか。GSPを愛するがゆえというのはわかる。チームは凄く纏まってたし。でも、それってGSPを信じてないじゃない。傍から見てても必要ないってのに。この頂上対決にくだらないミソ付けられたという印象しかない。


【LYOTOvsチアゴ・シウバ】
LYOTO激勝ォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

正直荒いチアゴじゃ何も出来ないと思っていたけど、まさにその通り。驚くべき事にスタンドで一発も打撃を貰っていない。全て避け、2度ダウンを奪い、2度伝統派空手式の足払いでテイクダウンし、マウント獲得し、最後は飛び込みパウンドで失神KOを奪う。完璧すぎる内容。塩の星であったLYOTOがUFC94で最も糖分の高い試合をしてしまった。あとはグラウンドのレベルを上げれば完璧でしょう。

この勝利にて、LYOTOは王座挑戦へ王手。UFC96で行われるランペvsジャーディンでランペが勝利した場合そちらが優先されるが、もしもランペが負けたらLYOTOが挑戦という話。UFC96は3月7日なので、ランペが勝利したら7月のUFC100でエヴァンスvsランペでしょう。そして、LYOTOは年末大会にタイトルという感じ。間に一戦挟む場合、グリフィン戦とかありそう。LYOTOのマネージャーはチアゴ戦が一度流れた時も、「格下相手の無意味な試合はしない」と言ってチアゴ戦の延期を選んだように、タイトルへの布石以外で試合はしない。ちなみに、ランペが敗れた場合は当然LYOTOはUFC100のメモリアル大会でタイトルマッチという。

いやー、ずっと応援してきた甲斐があった……。いいUP先があれば、今度LYOTOの親父2時間インタビューのラジオ放送をここで流したいと思う。


【ネイトvsグイダ】
愛するネイトが超フィジカルファイターグイダと対戦する一戦。事前の印象としては、ネイトが極めの強さを発揮して一本奪わない限りは、トップから攻めるグイダが判定で勝利するだろうと思っていた。基本的にはその予想通りではあったのだが、何気に兄貴ばりのリーチを生かしたジャブで打撃で優位に進めていたネイトに嬉しくなった。もちろん兄貴同様ヘロヘロ打撃なのだが。結局スプリットでネイトは敗北。UFC連勝も5でストップ。うーん、残念。


【郷野vsフィッチ】
いつも楽しませてくれる郷野の入場。今回、郷野はまさかの矢島美容室で入場(笑) これにはフィッチも度肝を抜かれたようだ(笑) ちなみに、現地の人の反応がよくわかる動画は以下。





以下アドレス。高画質版もあります。
http://jp.youtube.com/watch?v=4DUNxVpK4Zo
http://jp.youtube.com/watch?v=EYNpY14VMI4

試合開始して思うのはサイズの違い。二回りフィッチがでかい。郷野もよく鍛えられた身体しているんだけど。私が予想したよりは、よくテイクダウンを防いでいた。それを続けられれば試合の作りようがあったが、結局毎Rテイクダウンを奪われ、上から怒涛のエルボー&パウンドを叩き込まれる。個人採点では1R10-9、2R10-8、3R10-9で全てフィッチ。郷野が良かったシーンは唯一3R前半のカウンターの右のヒットか。これにはフィッチもすぐに組み付いて逃げた。それ以外はフィッチの独壇場。個人的に勿体無いと思うのは、郷野のテンカオ。上にジャンプしてしまうので威力が逃げてしまうし、読まれてしまう。カウンターで直線的に前に飛ぶように、低い弾道でボディを狙うべきだろう。LYOTOのティト戦みたく。契約は残っているようだが、切られるのかそれとも継続されるのか。どうなるかわからないが、郷野のこれからの踏ん張りを見守りたい。


【ボナーvsジョーンズ】
UFC初参戦のジョン・ジョーンズ。こいつは投げが半端ない。悉く上を取り、打撃もなかなかのもの。3Rポイントリードの場面で、疲れたからか距離とって逃げるようなシーンもあったが、将来性は抜群だ。今大会の収穫はこのジョーンズだと思う。驚かされました。


【カロパリvsドンヒョン】
敵前逃亡してから初めての試合であるカロパリ。UFC上層部は、当日カロパリがドタキャンした場合のために、代わりの選手を念のため用意していたという噂もある。名勝負製造機であった以前のカロパリの姿はどこにも見られず。気になったのは、試合内容ではなくペダラータ。カロパリのペダラータにドンヒョンが抗議し、レフェリーから注意が入り一旦試合が中断された。ペダラータ自体はUFCで禁止されていないとずっと思っていたのでどういう事か、最初わからなかった。予想するに、上の人間が膝を着いている状態では禁止、スクート状態ではOKという事なのだろう。でも、今までもそうだったっけ?


セミファイナルまで判定の連続という珍しい大会になったが、LYOTOが重い空気を吹き飛ばし、GSPが周囲を凍らせるような強さを見せて締めてくれました。ふう。

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[ 2009/02/03 21:50 ] 試合の感想 | TB(0) | CM(0)

01/19  UFC93 結果と感想 

というわけで結果は以下。

■「UFC93 Franklin vs Henderson」
1月17日(土)

<第10試合 ライトヘビー級 5分3R>
○ダン・ヘンダーソン(米国)
(3R判定 2-1)
●リッチ・フランクリン(米国) 

<第9試合 ライトヘビー級 5分3R>
●マーク・コールマン(米国)
(3R 4分36秒 TKO)
○マウリシオ・ショーグン(ブラジル)

<第8試合 ミドル級 5分3R>
○ホジマール・トッキーニョ(ブラジル)
(3R判定 3-0)
●ジェレミー・ホーン(米国)

<第7試合 ミドル級 5分3R>
○アラン・ベルチャー(米国)
(2R 4分36秒 ギロチンチョーク)
●デニス・カーン(カナダ)

<第6試合 ウェルター級 5分3R>
○マーカス・デイビス(米国)
(3R判定 2-1)
●クリス・ライトル(米国)

<第5試合 ウェルター級 5分3R>
○マーティン・カンプマン(デンマーク)
(2R 3分09秒 TKO)
●アレッシャンドリ・バロス(ブラジル)

<第4試合 ライトヘビー級 5分3R>
●アントニオ・メンデス(ブラジル)
(1R 3分35秒 TKO)
○エリック・シャファー(米国)

<第3試合 ライトヘビー級 5分3R>
○トマス・ドロヴァル(ポーランド)
(1R 2分02秒 TKO)
●アイヴァン・セラッティ(イタリア)

<第2試合 ウェルター級 5分3R>
●トム・イーガン(アイルランド)
(1R 4分36秒 TKO)
○ジョン・ハザウェイ(英国)

<第1試合 ライトヘビー級 5分3R>
○デニス・シヴァー(ドイツ)
(3R 3分47秒 TKO)
●ネイト・モアー(米国)



ファイト・オブ・ザ・ナイト
マーカス・デイビス vs.クリス・ライトル
マウリシオ・ショーグン vs.マーク・コールマン
ノックアウト・オブ・ザ・ナイト
デニス・シヴァー
サブミッション・オブ・ザ・ナイト
アラン・ベルチャー

各々4万ドルのボーナス

ファイトオブザナイトが2試合選ばれたのは初かな?前回はサブミッションで決まった試合がなかったので、サブミッションノブザナイトが該当なしとこれも珍しかったが。

【ショーグンvsコールマン】
感想一発目はコレで。なんとも悲しい試合になってしまった。ショーグンの不甲斐無さとコールマンの不屈の精神によって、「UFCではない」ような異空間が出来上がった。

44歳になるコールマンは戦えるコンディションでなかったように思う。前日の計量の段階で、若干ふらついているように見えた。更に、本日の入場時に靴を脱ぐ際にコールマンはふらついてしまい、横にいたカットマンのデュランが手を差し伸べたら、それを払いのけた。その払いのけた行為に、「俺は老人じゃない」というコールマンの自負と、これまでも何度かそういう事があって苛立っていたのであろうと感じた。すぐにコールマンはデュランに「すまない」とでも言うようにハグしたのだが、私は「これは試合にならないだろうな」と思った。

しかし、試合は3Rまで縺れる。オクタゴンインしたショーグンの身体は以前のショーグンではなく、小さくなっていた。シュートボクセを抜けてから、まともなフィジカルトレーニングをしていないのだろう。1Rでスタミナ切れを起こしたところにも、それが現れている。

1R開始早々のグラウンドの展開は、相手がコールマンというのも手伝って昔のショーグンを髣髴させる動きのあるグラウンド。とにかく止まらずに仕掛ける。「ああ、ショーグンの試合って、コレが出来るから面白いんだよな」と安心した。が、フィニッシュが強烈だったショーグンはどこへ行ったのか、決め手がない。ズルズルと1R終了した。1R終了時には既に両者ガス欠状態。あとはグダグダで「コールマンの男気」だけを観るという妙な試合になる。

1R後半から頭を過ぎった「昭和」というフレーズ。もちろん、「昭和」なわけがなく、昭和にはMMAそのものがなかったのだが、ショーグンの打撃の駄目さ、コールマンのいつもの戦法に、オールドスクールとしかいえない妙な居心地の悪さを感じる。最先端のMMAを見せるUFCにて繰り広げられる、一昔前の総合格闘技の世界。

最終的にショーグンのアッパーでKOにて終わった。そして、コールマンの男気でファイトオブザナイトを獲得した。しかし、ショーグンへの期待は一気に萎んでしまった。正直、今のUFCライトヘビー級のほとんどの選手に今日のショーグンは勝てないだろうと思う。環境を変えるしかない。頼むから環境を変えてくれ、と心底思う。

ジャブも打てない、大振りのテレフォンパンチ。コールマンにすら読まれてしまっているあの打撃では、次回4月18日のUFC97で行われる事が発表されたリデルvsショーグンでは、1Rでリデルに粉砕されるだろう。フィジカルを鍛え、スタミナを上げ、打撃を洗練させ……、わずか3ヶ月の猶予では無理だと思うが、可能な限り努力して環境を整えてほしい。


【ダンヘンvsフランクリン】
打撃ではフランクリンの正統ボクシングが上。ミドルもよく走ってた。しかし、ダンヘンのダーティボクシング、そして肩でガードし被弾を浅くさせる構えでクリーンヒットを許さず、テイクダウンで上を獲得する事で判定勝利。ミドル級の二人がライトヘビーで試合したこの試合、大きな参考にはならないかもしれないが、ミドルの絶対No.2の牙城をダンヘンが崩したと言える。岡見もうかうかしていられない。


【トッキーニョvsジェレミー・ホーン】
トッキーニョはMMAファイターとして大分未完成だなと感じたこの試合。前回のダンヘン戦でもそうだったけど、引き出しが少なすぎるんだよね。ぶっとい腕から繰り出されるパウンドはとても重そうだし、柔術でも素晴らしい技術を持っているのはわかるが、うまくMMAで噛み合っていない。鍋の子ファンは日本にもたくさんいる。私も鍋の子のファンだ。悲しい事だが、BTTではもう限界なのかもしれない。出来る事ならBTTは環境を整えて欲しい。最先端からはかなり遠ざかっていると思う。


【カンvsベルチャー】
狙い済ましたベルチャーのギロチン。カンはキワの攻防でいつもポカするな。ベルチャーは完全に狙っていたもの。1Rは獲っていたけど、打たれ弱いからスタンドが危なっかしくもあり。ベルチャー達のUFCミドル級第3グループあたりで揉まれて、生き残りマッチで結果を残しましょう。


【デイビスvsライトル】
個人的には試合前に、「これがファイトオブザナイト候補だな」と思っていた。結局ファイトオブザナイトを獲得したが、ちょいと煮え切らない試合でもあった。悪い試合じゃないが、判定の打撃戦としては圧倒的に過去の名勝負より劣る。中途半端な試合。ライトルが前回ファイトオブザナイトを獲得したライトルvsポール・テイラーと似たような煮え切らない感。シャークさんvsタイグリのような火の出るような判定打撃戦とは全然違うんだよね。



さて、エヴァンスvsランペと噂されていたのに、3月7日のUFC96のメインイベントがクイントン・“ランペイジ”・ジャクソン vs.キース・ジャーディンと決定。噂されてたランペvsエヴァンスはいいカードだけどな。もう一つ噂されていたルイス・ケインvsジャーディンもいいカード。これをバラして、なぜこうなったのか?でも、これでもしかしたらLYOTOvsチアゴ・シウバの勝者に出番が回ってくるかもしれない。主要どころで空いているのはグリフィンとケインくらいか。ケインはまだ実績足りないし、グリフィンは間に1試合挟みそうだし、本当にLYOTO出番ありそうだな。



今日の割引アイテム。
33,801円の商品が9割引(笑)
ネットも出来てyoutube動画もワンクリックで落とせるというのは面白そう。



[ 2009/01/19 00:22 ] 試合の感想 | TB(0) | CM(0)
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